Avast! 8 無料アンチウィルスソフトのサイトブロック定義

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OS環境の引越し作業をしていて一つ困ったことに遭遇しました。クライアントがAvast! 8 無料版アンチウィルスを使っていたのですが、その機能に「サイトブロック」という機能があります。この機能はWebブラウザ等でそのURLにアクセスした際に、ネットワーク接続を遮断(ブロック)するタイプのセキュリティソフトなのですが、Avast! 8無料版に標準装備されている機能なのです。

この機能を結構使っているらしく、使いながらフィッシングサイト等のURL設定をざっくりと見ても100近く定義しています。Avast!にはこれを書き出す機能は無さそうです。しかしこれをいちいち一つずつ手作業でバックアップして、引越し先でまた一つずつ登録して行くのは途方も無く冗長した作業になります。

(追記)「設定」-「メンテナンス」ー「設定のバックアップ」で可能でした。

iniファイル形式かレジストリで保存してくれていないかな?と思って調べてみたところ、運良くiniファイルを見つけることが出来ました。当該ファイルは下記のPATHになると思われます。保証は出来ませんが、今回の作業では成功しました。

Windows XP
C:\Documents and Settings\All Users\Application Data\AVAST Software\Avast\WebShield.ini

Windows 7
C:\ProgramData\AVAST Software\Avast\WebShield.ini

iniファイルなので、テキストエディタで開くことが出来ると思いますが、Avast!が稼働中にWebShield.iniを編集して保存すると不審な行動として警告が表示されます。警告はパスさせる事もできますが、正しい手順としては一時的にAvasit!を無効にして置くのが良いでしょう。

内容は下記の様な感じです。BlockedURLsという行が肝心のリストですね。改行されずにセミコロン(;)で区切っているので定義数が多いと非常に読みづらいです。今回はバックアップ元をそのまま残しておいて、復元してやれば良いので楽勝ですが。

[WebScanner]
HttpRedirectPort=80,81,82,8080,8091,8081,8008,8888,3124,3127,3128
HttpRedirectPortUpdated1=1
URLBlocking=1
BlockedURLs=http://www.example1.com/*;http://www.example2.com/*Code language: JavaScript (javascript)

応用としては、ブラックリストを持っているのであれば、テキストエディタの置換機能を使って改行コードをセミコロンに置換して、セミコロン区切りの一行記述に整形すれば良いでしょう。ブラックリストを持っている場合は、このファイルに一気に直接記述する事も可能そうですね。

次回、いつ必要になるか分からないプチTIPSなので一応自分の為に備忘録しておきます。一応今の漠然としたアイディアは、ジャンクション(シンボリックリンク)と組み合わせて、Dropbox等で共有すれば複数端末でブロックリストを共有することも可能かな?と思ったりしています。幸いiniファイルがシンプルですからね。当該iniファイルの書き換えに対するAvast!の警告をどう処理するかは課題ですね。

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コメント

  1. […] 個人的には、クライアント先で知った、サイトブロック機能が何気に気に入ってます。ブラックリスト(URL)を集めてきて、テキストエディタで整形して、直接定義ファイル(INI形式) […]

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