USB充電をスクーターに装備したのを更に見直す

スタッフ日誌
アドレスV100のプチカスタマイズ

私の移動手段はほとんどが、SUZUKI アドレスV100という排気量が100ccのスクーターです。リアキャリアにGIVIのBOXを取り付けていて、大抵の道具はリアBOXかメットインに入ります。雨が降る時だけはちょっと荷物が増えるので不便ですけどね。

さて、クライアントのオフィスやお宅に訪問する際に助かるのがスマートフォンの地図とナビ機能です。現在は事前にルートを下調べしておいて、付近に到着してからナビ機能を使って詳しい情報を見ながら移動します。スマートフォンを固定していないので、ポケットから取り出して見るのに、ちょくちょく道端に停車して確認することになります。

実際のところ、スマートフォン・マウンターで、メーターの上辺りに固定しちゃえば凄く楽になるのですが、安全性面で不安が有ったのでそれは行なっていません。走行中に振動のせいで取れちゃうんじゃないかと。走行中のアクシデントは事故に直結しますからね。オートバイの様にパイプ形状のハンドルにガッチリ固定出来るならもっと安心度は上がるんでしょうけど。

ところが、リサーチしてみると最近の製品は凄く考えられているらしく、車のダッシュボードによくありがちな表面がシボ状のボコボコ素材でも、ゲル素材の吸盤でビッタリ吸い付くそうです。スマートフォンを挟み込む部分の構造も考えられていてちょっとやそっとで取れてしまうようなレベルではなくなっているっぽいのです。スクーターの外装は全くの平面では無いですが、ゆるやかなカーブ形状ですし、表面もツルッとしていて吸盤が密着するのは問題無さそうです。

ちなみに、既に行なっているカスタマイズは、スマートフォンの給電(充電)を、スクーターのバッテリー(発電機)から使えるようにしている点です。バッテリーの電圧はDC12VですがUSB給電は5Vで行えます。12Vから5Vに変換出来れば、スクーターで移動中にスマートフォンのバッテリーを充電する事も出来るし、そのまま使用し続ける事もできます。途中でバッテリー切れになって使い物にならなくなったという事は既に回避しています。

このカスマイズ、実際やることは大したことではありません。先述のとおり単純に考えればDC12VをDC5Vに下げる事で実現出来るので、DC-DCコンバータ(デデコンとかデコデコとか呼んでます)で簡単に実現出来ます。最近は便利なもので、DC5V-1A程度の電流を出力出来るシガープラグ形状のUSB充電アダプタが、300円程度で購入出来ます。中の回路が手抜きなものからきちんとした回路で作られているものまであるので、事前にリサーチは重要ですが、きちんとした回路のものなら安いものでもほぼ安心して使えると思います。

私の場合は、アドレスV100のバッテリーからヒューズホルダー経由で、配線で延長してシガープラグを取り付けており、とりあえずはメットインの中に置いて使えるようにしています。途中で道がわからなくなったら道端に停車して、メットインを開ければスマートフォンが現在地を示しています。事前にGoogle Mapsで目的地をマークしておくと、そこまでのルートも検索が可能です。

ヒューズに関しては、シガープラグ型USB充電器(105円で買った)を実際に使用状態にして、テスターの電流計で12V側の電流を計測したところ、0.25A程度だったので、余裕を見て500mAのヒューズを取り付けています。充電時間もさほどかからないので、DC5V側の電流は推測で400mA位流れてるんじゃないかなと思っています。電流値がさほど大きくないので105円の充電器でOKでした。使用するスマートフォンによってこの辺りは最大電流値の大きなシガープラグ型USB充電器を入手する必要があると思います。

アドレスV100のプチカスタマイズ

アドレスV100のプチカスタマイズ

現状で電源には困らないのですが、そろそろこのメットインの中をいちいち見るというのが億劫になって来ました。スピードメーターの上辺りにホルダーでスマートフォンを固定して同時に給電もしたい。つまり車と同じですね。移動中の操作は片手運転で危険なので基本的に行いませんが(信号に引っかかった時とかは可能かな)、画面を見る時も目線が下がるので運転には充分気をつけなくてはなりません。それでもかなり便利になると思います。

という訳で現状で最も肝心なのはスマートフォンホルダーですね。吸盤で吸着できて角度を柔軟に調整出来るものが理想です。スクーターに取り付ける関係上、見下げるポジションになるので少し上向きに首を振れるものが必要です。

それと、普段は使わないのでマウンターごと取り外しちゃって、使う時に手軽に装着出来るのが理想的ですね。常にマウンターを装着したままだとおそらく駐輪しているだけで盗難にあうと思います。大した被害で無くても盗られると気分悪いですからね。

これらの条件を満たしてくれるスマートフォン・ホルダーを探すには、商品を陳列してくれている店舗で色々触れてみるしかないかなと思っています。ネットで調べると色々な選択肢がありますからなんとかなりそうです。

配線については、アドレスV100のバッテリーがフットレストの下にあるので、エンジンの熱を考慮する必要が無い為、比較的楽勝だと思っています。家庭用のAC100V電源とかだと結構シビアにケーブルも選ばなくてはなりませんが、DC12Vで電流も1A以内なら細くても充分なので事足ります。

ついでにフレームアースなので配線は一本で済みますし、もっと横着を考えるならフロントカウルの中にあるレギュレートレクチファイヤ部分から電源を取る方法も考えられます。私はバッテリーの保守(充電)も横着したいと考えているので、バッテリーから直で配線する考えでいますが、配線(回路)についてはもう少し検討してベターな方法をチョイスしたいです。

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