Windows XPからWindows 7への移行のご依頼いただいてます

PC・Server
ビジネスマン

長年使い続けてきたWindows XPパソコンじゃつらい状態になっていませんか?PCのスペックによってはリフレッシュ可能です。

最近、Windows XPでお使いのPCを、Windows7に移行するご依頼をいただくようになりました。企業ユースではWindows VistaやWindows 7モデルをダウングレードしてWindows XPで使ってきたケースも多いと思います。さすがにもう使い続けて来て蓄積したゴミが邪魔をしてPCがモッサリ動作で厳しい状態になっているのでは無いかと思います。

私の経験上、現在のWindows 7 SP1で実用に耐えうるスペックは、CPU:Core2 Duo以上、メモリーは最低限2GBは必要です。特にグラフィックメモリを持っていかれるタイプのものはメモリーに余裕が無くなるので、出来れば4GBは欲しいところですね。4GB以下のメモリーの場合は32bit版のWindows 7、それ以上メモリーを実装出来る場合は64bit版のWindows 7を使うことになります。価格差はありませんので、処理させたい内容と可能なメモリー実装量によって32bit/64bitをセレクトすることになると思います。まぁ、Core2 Duoクラスであれば、今更無理に費用をかけてメモリー増やして64bit版にして重い処理をさせるのは非合理的かも知れません。その場合は今時のスペックを持っているCore i5やi7シリーズに買い換えるのが現実的でしょう。(但しWindows7モデルが少なくWindows8モデルが多くなっている点は悩ましいところです。)

Windows 7でそこそこ実用的に使うには、CPUはデュアルコアが最低限必須と感じており、シングルコアではWindows 7を使う上でストレスになると思います。クロック数は1.6GHzが最低ラインだと感じており、私がフィールド保守で使用しているDELL Latitude D430のCore2 Duo 1.2GHz(U7600)では快適さは全く感じられません。ギリギリ我慢しながら使っている感じです。なにしろノートPCはタッチパッドタイプばかりで、D430の様にトラックポイントを使えるノートが少ないので仕方ありません。もう1グレード上のクロック1.33GHz(U7700)が出来れば欲しいなぁと思っていますが、私の判断では1.6GHz以上というラインがWindows7をそこそこ使えるボーダーラインだと思っていますので、実際は大差ないだろうなとは思っています。

この方法が使えないPC(特に国産家電メーカー製PC)もありますが、可能であれば是非ともこの方法を採用すべきでしょう。

さて、S-Factoryからのご提案は、HDD(ハードディスク)交換を前提としたOSのバージョンアップです。ノートパソコンでもデスクトップパソコンでも、HDDを今時のものに交換するとキビキビした感じが得られます。特に発売されてから時間の経過しているモデルは、HDDの性能差がかなり有るので、今時のHDDを使うと体感的に速くなったと感じられます。

HDDを交換するメリットは他にもあります。既存の環境をそっくりそのまま残せるので、最終手段として元に戻すことが可能です。ビジネスユースだと特にこれはリスク回避という意味でメリットとなります。もしもWindows 7へのアップグレードに失敗した、もしくは芳しい結果が得られなかった場合は、XPに戻して使い続けるという選択肢が残せるからです。意外とこの方法はチョイスされませんが、S-Factoryからは強くオススメいたします。

更に、HDDは消耗品と言われる程に故障しやすいPCパーツの一つです。最近のHDDに交換することで、長年使ってきてもう寿命が近づいているHDDを使い続けるというリスクを避けられます。もちろんHDDを新品に買い換えたから長く使えるのか?と問われるとその保証はできません。HDDの寿命には運みたいなものが半分以上はあると思います。

余談ながら、私はかつてデスクトップPC用のHDDを2個同時に購入し交換したところ、2ヶ月ほどで立て続けに故障してデータをふっ飛ばしてしまいました。一つどころか2つでしかも当時の大容量HDDでしたから最悪でした。メーカー保証で新品(型番は変わってた)に交換してもらいましたが、失ったデータは戻って来ませんでした。旧バージョンのLinux OSのISOファイルをぎっしりアーカイブしておいたのですが全てパァになってしまい超運が悪かったです。

最近のHDDは1年~3年の保証が付いていることが多いので、保存しているデータまでは保証されませんが、ハードの故障に伴う補償は受けられる可能性があります。メーカー、モデルによって保証の有無と年数に違いがあるので、価格と比較して選ぶと良いでしょう。しつこい様ですがHDDは故障しやすいパーツですので、故障しない保証は誰も出来ないと思います。構造からしてそういうデリケートな精密部品なのです。

Windows 7を購入する場合は、DSP版がオススメです。HDDと一緒に購入すると良いと思います。DSP版とはパソコンのパーツと一緒に販売されるWindows OSの販売形態の事で、一緒に購入したパーツで使用しなくてはなりませんが、Microsoft社の正規パッケージ版に比べるとその分かなり安く購入出来ます。よってHDDと一緒に購入するのが合理的なのです。

メール、マイドキュメント、アプリケーション毎のデータファイルは新しい環境に移行することになると思いますから、元のHDDをそのまま確保しておける方法だと確実な移行が可能です。アプリケーションからエクスポート機能を使って書き出さなくてはならない仕組みのものでも、HDDを元にもどせばそっくりそのままの状態で残せているので、HDDさえ装着しなおせばなん度でもリカバリー作業が行えます。よってこの方法が一番オススメだとS-Factoryでは考えています。

Windos XPのサポート期限も残り一年を切りました。切羽詰まって行動するよりも余裕を持って準備をして快適に使い続ける方法は結構良い判断だと思います。そのためにも移行させるPCのスペックを見謝らないことが大切です。Windows 7のDSP版を購入するだけでも1万円程かかりますので、場合によってはもう少し費用を追加して最近のモデルに更新した方が快適だったりする場合もあります。新しいハードウェアは消費電力も少なくなっているものが多いのでノートPC等の場合はバッテリーの持ちも良くなっていたりします。

経験上、私の感じているボーダーラインをクリアしているハードウェアで、HDDを新品に買い換えてクリーンインストールさせていただいたケースは、キビキビと動いて長年使い込んだWindows XP環境の時よりも断然快適に使える様になったと評価を頂いています。今の時代のPCで性能のボトルネックとなり足を引っ張るのは間違いなくHDDです。読み込みが速いSSDに交換すると別物になった位のレスポンスを手に入れることから、最近のHDDに交換すればかなり快適になるのはほぼ間違いありません。(CPU、メモリー等の基本スペックがしっかりしているのが大前提です。)もちろんXP環境を使い込んできた&累積したソフトウェア修正パッチの影響も大きいです。肥大化してしまいもはやXPは軽いOSではありません。

bizspark_thumb以上、私の経験がXPから7への移行、及びPC買い替えの参考になれば幸いです。なお、S-FactoryではMicrosoft社からBisSparkライセンスを受けており、Microsoft社の製品のデモもできますので、ご相談いただければ検証させていただくことも可能です。

お問い合わせ

コメント

タイトルとURLをコピーしました