Apple社のiPhoneを初めて所有する事になりました。
とは言っても、iPhone 4ですし中古で入手したものです。ヤフオクで4,100円で落札出来て、送料もかからず、程度も非常に良くてラッキーでした。docomoがiPhoen 5sを扱うと公式に発表される少し前だったから、中古相場的にも慎重になっていたのかも知れませんね。
ま、これでdocomoでiPhone 5シリーズを購入する人が増える訳で、その分中古市場には旧型のiPhoneが流れてくる=相場が下がるという読みをしていますが、それを待ってられない事情があったのです。
実は、私は元Macユーザーなので、Filemakerというデータベースアプリケーションを随分昔から使っています。現在もMac版だけでなくWindows版も販売されているので、私はWindows版を使っているのですが、昨今のタッチデバイス(タブレット、スマートフォン)の普及により、独自にカスタマイズしたデータベースアプリケーションを使いたいという思いが強くなってきました。
既に、企業でもiPadの活用などを積極的に行っており、飲食業の現場でもそれを目にする機会が増えてきました。既に取り組んでいるところは沢山あるのです。
私は、昔はSE的な立場で仕事をしていたのですが、今はそれほど大きな規模のシステムを扱うことには興味を持っていません。もっと隅々まで目が届く様な規模の、だけど痒いところに手が届く的なソリューションを理想としています。
幸い、苦手なプログラミングも少しずつ克服して、ちょっとしたツールは色々作って便利に使っていますし、この勢いでFilemaker Pro 12でも開発して、iOSデバイスで動作するFilemaker Go 12でそのデータベースを活用出来る様になりたい。言い換えるとそういうソリューションを世に提供したいと考えている次第です。
恐らく、小さな会社や団体では、SIerが関与する様な金額のシステムは開発出来ません。ならば開発のしやすい環境で、かつ妥協出来るレベルで、安価にシステムが組めるものが必要です。当初はAndroidにそれを期待していましたが、Android系のアプリ開発はデバイスによってかなり条件が変わってくるので、期待した通りの操作性を再現するのが難しいと感じています。言い換えると開発の負担が大きいのです。つまり余計にお金がかかります。
そこで、Filemaker Go 12で動作させられるFilemakerデータベースシステムなら、もっと身近に感じられるシステムが作れると確信しています。
私自身、長年Filemakerユーザーですし(Microsoft Accessも使いますが)、せっかく身に付けている知識は活用しなくてはもったいないなと思った訳です。その検証用にiOSデバイスが欲しかった。出来ればiPadが欲しかったけれど、初代でも結構な金額になります。そこで検証出来れば十分なので上手くiPhoneを手に入れられないかなとヤフオクに頼ったところ、直ぐに予算内で手に入った訳です。
入手した時のiOSのバージョンは、Filamekar Go 12は、iOSのバージョンが5.1以上である必要がある様です。その条件をクリア出来たので、iPhone 4という少々古い機種でもFilemaker Go 12を動作させることが出来ました。

Filemaker Go 12をインストールすると、サンプルデータベースが標準でインストールされます。これで何が出来るかざっくりとした検証は可能です。

これは、Filemaker Pro 12で、iPhone用に作られたフォームを表示しているので、iPhoneで表示させた時に最適に表示される訳です。もちろんPC用は標準で使用されると思いますが、同様にiPad用も作れるのでiPadの画面の広さを活用したフォームも作成出来ます。
このデモ用のデータベースにも、色々な機能が組み込まれています。例えば住所の欄にある郵便番号を入力すると、地図がすぐ表示されます。それ以外にも細かい配慮があるので、こういうのを参考にしつつ、更にブラッシュアップしたものを作らなくては意味が有りませんね。
もう少し、デモ用のデータベースを使ってみて、ここはこうしようとか、こういうのを作ろうとか言うのを固めてから作成に取り掛かろうと思います。とりあえずざっくりとした見積もり支援ツールは自分が欲しいので真っ先に作りたいんですけどね(w
ちなみに私はFilemaker Pro 12 Pro Advancedを購入しました。どうしてもProでは出来ない事があるのです。Serverは検証では要らないので、実際に複数デバイスでデータベースファイルを操作したくなった時に購入となるでしょう。ま、Server版はクライアントの用途次第ですね。
頑張って使いやすいシステムを作ろうと思います。その後はシニア層向けに、文字やタッチ部分が大きく表示されるものを作りたいですね。シニア層の大半は老眼というハンディを持っている分、こういう物に苦手意識を持ちます。大きな表示で見やすければシニア層にも使ってもらえると思っています。
この記事はS-Factory ANNEXとしてココログで公開していましたが、あちこちに点在させるより集約したくなりS-Factoryブログへ引っ越しさせてきました。TypepadからWordpressに変換させた為、一部変換に不具合があるかも知れません。
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