どちらかと言えばコンシューマ向けの話になりますが、2011年7月24日にアナログテレビ放送波が停止され、一気に地デジ対応の液晶テレビが普及したと思いきや、意外と地デジ対応のテレビへ切り替えをしていない環境(家庭)が多いのが実情です。
その原因としては、テレビの買い替え、アンテナの更新(VHF->UHF)という費用の問題、もう一つはテレビ放送という枠の中でのコンテンツの問題(視聴者ニーズに答えた番組が少ない)というのも実情ではないかと考えています。要するに投資に見合う価値が見いだせない。
更に、手軽に録画、ダビングができなくなった(制限がかけられた)というのも視聴者としてはAV機器から離れるきっかけになっていると考えます。その反面、爆発的に普及しているのはポータブルデバイス(スマートフォン、タブレット端末など)であり、ユーザーのライフスタイルに合わせた活用の仕方や、楽しみ方が自由に選べる時代に変化しています。
S-Factoryでは、地上波デジタル放送やBS/CS放送よりも、今後はインターネットテレビに注目しております。時間に縛られず、場所に制限されず、好きなコンテンツを好きな時に(オンデマンドで)好きなだけ視聴出来るサービスをユーザー(消費者)が選ばないハズが無いと見ています。
そんな私自身も消費者の一人ですから、インターネットテレビには非常に興味を持っています。例えば「Hulu」は、月額980円でコンテンツを見放題となっています。アメリカでこのサービスが開始されたことから、コンテンツのメインはアメリカ製ですが、例えばアメリカのドラマは非常に多くの制作費を費やして作られている為、映画に負けない程のクオリティだと評価されています。そしてほとんどのコンテンツが日本向けにも翻訳されており、字幕で見る事が出来ます。
インターネットテレビに対応するデバイスは、パソコン、iPad及びiPhone、Androidスマートフォン、スマートテレビ、ブルーレイプ レイヤー、テレビゲーム機などがあり既に状況は整っています。自宅やモバイルデバイスにインターネット接続環境さえ有ればすぐに視聴を始められます。
S-Factoryとしては、このジャンルに関してはあまりお手伝いをする事は無いと考えていますが、まだインターネット接続環境をお持ちでない個人宅や、スモールオフィスへのインフラ整備、ご提案などのお手伝いは出来ると思っています。一部の人達にしか活用されていないジャンルだけに、今後の普及は未知数ですが、テレビ放送事業に匹敵する魅力を持ったシステムだと評価すると見過ごすことは出来ません。
今後も、いち消費者として、ネットワークエンジニアとして注目して行くつもりです。
S-Factoryにお手伝いできそうなことがありましたら是非ご相談下さい。