照明器具への想いは年齢性別問わず

知り合いからの相談をいただきました。ご家庭の照明器具の位置や明るさなどの不満があるので見てほしいという話でしたので、S-Factoryで持っている作業用投光器、LED電球などを各種持って訪問しました。

まずはLED電球のデモンストレーション。とても身近な照明器具なので、調光機能がついていない器具なら口金のサイズが合えば容易に交換できます。昼光色タイプと電球色タイプでかなり印象が変わることと、LED電球(照明)が意外に明るいことを体感していただきます。

既に玄関に電球タイプの蛍光灯を使用されていたので消費電力8Wという省エネは実現していたのですが、犠牲になっていたのは薄暗い明かりでした。6WのLED電球と交換したところかなり明るいというのでなかなか良い反応をいただきました。真上からスポットライトのように落ちてくる明かりが、玄関口にはちょうど良かった様です。

加えて3段階の調光機能がついたLED電球を持参したので、100%、50%、20%の調光を壁スイッチでパチパチとOFF/ONするだけで調光が可能なことをデモすると、かなり気に入っていただけました(来客時にぼんやりと暗い玄関先で回覧書類を見ながら話をするのが不便に感じていたそうです)。即答でこのLED電球はお買い上げいただけました。

さて次は肝心の部屋内の照明器具の検証です。どうやらテーブルを置いている真上には照明器具が無く、少し離れた位置に設置されたペンダント環型蛍光灯の光(斜めに回ってくる)で過ごしているのが不便だということでした。手っ取り早いのは真上に照明器具を吊るす事ですが、天井の材質がコンクリートだと判明したため、コンクリートドリルで穴を開けるなどの施工が発生するのでそれは保留に(S-Factoryは電気施工業者ではないのでコンクリートドリルは持っていません。そういう道具を借りたり施工を頼める知り合いはいますけど施工の騒音などマンションでは大げさになります)。代替手段で手が打てないか他の方法も探ります。その際に持参した投光器が活躍しました。

投光器にLED電球を取り付けて照明器具を取り付ける位置を探ります。明るさは電球を交換すれば増減できるので、問題は電球色が良いのか昼光色が良いのかの検証、および角度の検証。それらを一緒に探ることによって非常に興味を持っていただいて、「ここにつけたらどうかしら?」などという意見を出しながらよりベターな方法を探り当てることができました。LED電球の明るさも変えてみます。

幸い、袋棚があったためにその部分の木材枠へ金属ステーをねじ止めすれば、ほぼ真上に照明器具を設置できて目的を達成することが現地調査で判明しました。照明器具はもちろんデザイン性などもありますのでいくつか候補を挙げてそこから気に入るものを選んでいただくことになりますが、投光器という無骨な道具でもデモンストレーションは十分に行えます。自宅でデモンストレーションすると実感がもっともわくので色々な反応をいただけますね。

環型蛍光灯に比べると、LED電球は器具が白熱電球の安い器具でかまわないので器具代も桁違いに安く済みます(重量も比較にならないほど軽いです)。その分省電力なLED電球への切り替えをご提案するのも「省エネ」思考のS-Factoryとしては、ささやかながら社会に貢献できつつあるのではないかと考えています。

意外とLED照明に触れていないご家庭が多いのではないかと思いました。

もちろん、LED照明の光のドギツさは体感していただきます。ゆえに投光器を持参してそれで設置位置をデモンストレーションするのです。光の質を体感していただいて十分納得していただいた上でLED照明を選んでいただいたら私たちもうれしく思います。

この日は調光機能付きのLED電球をお買い求めいただきまして、本題のテーブルの上に吊るす照明器具の取り付けについては、DIYレベルで十分対応可能なのでホームセンターで材料を調達して後日対応させていただくことになりました。ランプシェードはカタログから選んでいただこうと思っています。

最初は「電気のことはわからないから」という感じのご相談だったのですが、実際にお宅に訪問してよりベターな方法を一緒になって模索していると、明らかに主導権を握られているなと言うのを痛感しました。それはきっと自宅だから、色々試せる器具を持参したからイメージが膨らんだんだと思います。使う人本意のソリューションサービス提供を私はモットーとしているので、ややジャンルは違えどこれもS-Factoryの方針としてアリだなと再認識しました。

さて、再訪問の際にはより満足して頂けるよう、DIYレベルと言えどもきっちりと仕事を完遂させねばと思っています。お気に入りのランプシェードが見つかればよいのですが。

参考情報
LED電球を選ぶ際は、明るさをlm(ルーメン)という数値単位で表しているのでそれを参考にしましょう。40W相当・・等というのはほとんどアテになりません。あくまでも目安ですが300lmはやや暗い数値ですし、500lm以上になると結構まぶしくなります(直視すると目を傷めそうです)。

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