TCPラッパーhosts.allowで作業用PCのIPv6アドレスを許可する~動的に反映させる方法で省力化

作業環境のネット接続でIPv6を積極的に使う事にしたので、VPSサーバー(Linux)側もIPv6を有効にしました。

遠隔作業はSSH(SCP)を使って操作&ファイル転送しており、VPS側ではtcp-wrappers(hosts.allowとhosts.denyの組み合わせ)でSSH接続を規制する事にしました。

SSH接続を制限する簡単な方法として、hosts.denyでALL拒否にしておき、hosts.allowで許可するアドレスを指定するのが簡単で一般的です。

全てのsshアクセスを拒否

OCNからのipv4アクセスは許可、ipv6アクセスは特定アドレスだけ許可するイメージ

こういう方法が簡単に考えられますが、問題の作業用Windows PCのIPv6アドレスは動的に割り当てを貰うものなので、PCを起動する度に変更されてしまいます。

そこで、外部ファイル(ユーザーディレクトリ)のファイルをインクルードする方法を調べてみたところ、単純にファイルのパスを記すだけでOKという事がわかりました。 続きを読む

今頃Fedora Core 5書籍を買ってみて分かったこと

Linux系のOSを勉強したいという知人の相談を受けて、色々ヒアリングしたりした結果、仮想環境(VMWareとかVertual Boxとか)を使う以前に、リアルなハードウェア(パソコン)で学習しておいた方が良いと強く感じたので、中古パソコンを一台購入して、失敗しても大丈夫な環境で色々やってみることを勧めた。

Windows 8のノートパソコンを1台持っているだけなので、Windowsファイル共有なんかの知識も身に付けてない。どうせならWindows XPででも動かせる様にして、LANで出来る事を色々学習した方が良いとも思った。(もちろん、VM環境でも学習は出来るが現実のハードウェアでの体験が無い人には仮想化したツールを現実に置き換えるのが難しいらしい。)

デスクトップパソコンを持っている人なら、ディスプレイとキーボード、マウスなんかは一時的に使い回せば良いので、デスクトップ機本体を中古で買えばかなり格安で学習環境を手に入られるのだが、ノートパソコンしか所有して無いので二台目もノートパソコンの中古という選択肢になった。当然スペックは下げざるを得ない。

今回タイミング良く、知人からのオークション出品依頼品が回ってきたので、価格的にも双方バッチリな具合で橋渡しが出来た。古いパソコンを処分したい人と、学習用に中古パソコンが欲しい人との間に立てたのはお役にたてたかなと思っている。(今回の件は仕事とは考えてないので仲介料はいただいてない。)

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年間千円程度の独自ドメインと無料のZohoメールで自由な自分だけのメールアドレスを使う

年間1,000円以内でオリジナルなメールアドレスをいっぱい作れる!
家族用に複数作成することも出来ますね。いちいち追加料金を払ってISPからメールアドレスを増やしてもらう必要もありません。ISPってぼったくり・・(サポート費用等もあるので言い切るのはちょっと無理があるが)

Google Appsの無料プランが廃止になってから、こういう格安で独自ドメインのメールアドレスを保つ方法は、Outlook.comしか無くなったと思っていたが、どうやら「Zohoメール」というサービスも存在するらしい。そのまま「ゾーホージャパン」という会社が運営しており、Zohoという名前で中小企業向けの色々なサービスを展開している。

私は実際には試していないが、ちょっとリサーチしてみた限りでは、この「Zohoメール」もOutlook.comと同様に、DNSによって所有権を証明出来れば容易に運用開始に漕ぎ着けることが出来る様だ。いくつか手順を開設しているサイトがあるので一番イメージしやすかったサイトを紹介しておく。

  1. 簡単設定が魅力!独自ドメインのメールアドレスを無料で取得できる「Zohoメール」
  2. 「Zohoメール」と「お名前.com」を連携設定 独自ドメインのメールアドレスを無料で取得する

要するに、「お名前.com」で年間数百円の格安ドメインを取得して、無料の「Zohoメール」でメールサーバーを借りてしまおうという発想だ。考え方はOutlook.comで独自ドメインのメールサーバーを無料で使わせて貰うのと変わりない。

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独自ドメインで無料のオリジナルアドレスを使う~年間千円程で自分専用のメールを持てる

先日、GoogleAppsの無料サービスがアカウント発行を停止したという内容で、過去エントリーを編集しました。よってGoogleAppsを使った格安メールサーバー構築という手法は通用しなくなった訳ですが、MicrosoftのHotmail(Outlook.com)を使うという方法を教えてもらいました。

イメージを簡単にお伝えすると、Microsoft社が提供している無料メール「Hotmail」を独自ドメインで使用するプランです。最大500アカウントまでメールアドレスを作成出来ますので、独自ドメインのメールが欲しいというシンプルなニーズには大抵対応出来ると思います。

今わかっているデメリットは、Hotmailサーバーを使う時点で、メーラーのプロトコルとしてPOPもしくはDeltaSynchしか扱えません。Windowsパソコンを使用しているユーザーさんなら、Windows Live Mailを使用すればDeltaSynchに対応しているので問題ありません。POPが使えれば充分だという発想もありますが、IMAPが使えないと困るというニーズには答えられません。これがこのサービスの弱点です。なぜMicrosoft社は普通にIMAPを採用しなかったんでしょうね。HotmailDAVが廃止になった当時を思い出します。

さて、このデメリットを問題としないのであれば、格安で独自ドメインのメールを使用出来るのでGoogleAppsの無料提供無き今となっては有力な選択肢となります。設定はGoogleAppsよりも少なくなっているので、分かる人には容易になったと感じますが、そうでない方にはヘルプの質が良くない分難しくなったと感じるかも知れません。

ちなみに、私自身がValue-Domainでカード決済でドメインを一つ取得するところから始めて、Outlook.comの設定、Value-DomainのDNS設定、PCのメーラーを設定して送受信確認を終えるまでに、トータル2時間弱でした。レジストラ側のドメイン活性化、DNSレコード反映待ち時間含めてなのでタイミングによっては待ち時間が余計にかかるかも知れませんが、この作業に際しての手順と、やらなければならない内容さえ分かってれば、実質は1時間程度の作業になります。

この情報についてはこちらが参考になるでしょう。自身で出来るのでしたら格安で独自ドメインのメールアドレスを500個まで持つことが出来るようになります。
Google Appsで有料化した独自ドメインメールを無料で使うにはOutlook.comがいい : ライフハッカー[日本版]

S-Factoryとしましては、GoogleAppsの無料サービスが利用できなくなった代わりに、Outlook.comのHotmailサーバーを無料利用させていただく方法を小規模ユーザー様にご提案する方向に切り替える事にしました。小規模組織で独自ドメインのメールが必要だというニーズがあれば、注意点などをヒアリングさせて頂きますので是非ご相談下さい。

独自ドメインのメールを使いたい要件 | S-Factory

 

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独自ドメインのメールを使いたい要件

最近、小企業の経営者さま、個人事業主さまと知り合う機会が増えてきました。その時に名刺を交換する訳ですが、多くの場合頂いた名刺には、ocn等のプロバイダーのメールアドレスが印刷されています。

従業員の人数にもよると思いますが、一つのメールアドレスを従業員と共用していたり、従業員にはメールアドレスを発行していない(各自にYahoo!メールなどの無料メールを使用させている)ケースが多いそうです。場合によってはISPに追加メール(有料)を申請して毎月割増金を支払っているケースもあります(コレはもったいないですね)。

なお、私の名刺には、***@s-fact.bizと言うメールアドレスを記載しているので、気づく方はホームページのURLとドメインが同じだと気づく様ですが、ほとんどの方はそれにも気づきません。言い換えると「ドメイン」の概念を知らない様です。こういう知識は私達にはもちろん常識なのですが、ジャンルの違う仕事をされている方達にとっては知らなくても当然とも言えるでしょう。そのために私達がこういう業界で仕事をしている訳ですから。

そういう方達とちょっと込み入った話をすると、ドメインを取得して、メールアドレスを複数使用出来るようにするには凄くお金がかかると思われている事を知る事が出来ます。またメールサーバーの契約等も手続きが面倒で見送っているのが実情だというのが分かります。

残念な事にこれは完全に思い込みでして、最近はメールアドレス作り放題のレンタルサーバーを借りる金額利用料も月額500円程度と充分現実的です。ビジネス目的で年間6,000円のレンタルサーバー代は経費として扱う範囲に有ると、個人事業を始めたばかりの私でも考えています。もちろんメールを使う頻度や用途次第ですから、やみくもにメールを持ってもメリットが無い事は言うまでもありません。

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