Microsoft Expression Web 4~ホームページビルダーより柔軟性がありきちんとしたHP更新用無料アプリケーション

過去にはMacromedia Dreamweaverを使ってホームページの作成を始め、その後HTMLやXHTMLとCSSを独学で学んでそこそこWebのスキルを身に付けたものです。

最近ではテキストエディタとFirefoxとFireBugが一番Webサイトのテスト検証をやりやすい環境だと思っていますが、私はWeb屋ではないのであらゆるタグやスタイル記述を覚えている訳では無く、HTMLエディタを使うのがベターだなと考えました。

更に私以外の人がページを編集することも配慮しなくてはなりません。まず候補に挙がるのはテンプレート機能が使えるDreamweaverですが、多機能なので操作が複雑なのと結構な費用がかかる事です。ちょっとした編集を目的とした用途にはこの費用は高く感じます。

そこで、Microsoftが無償化したExpression Web 4を使ってみる事にしました。評判によるとあまり余計なソースを生成しないという比較的硬派なHTMLエディタだと聞いていましたが、実際にインストールして使ってみるとかなりいい感じです。特にVisualStudioで養ったIntelliSense機能によるタグ補完機能がいい感じ。HTMLは当然、CSSもIntelliSenseでどんどん補完してくれます。

2/4 ウェブ作成ソフト Microsoft Expression Web が無料化 [ホームページ作成] All About

ダウンロードは上記記事を参考にすると良いでしょう。デフォルトだと英語版がダウンロードされるので、「+Details」からJapaneseを選択して日本語版をダウンロードするだけですけど。ついでにDesignとEncoderもゲットしておくと便利かも知れません。

最近だと、HTML5+CSS3を扱うことも増えたので、HTML5スキーマを利用できるようにして置くと便利です。アドインがあるので簡単にHTML5対応のHTMLエディタ(IntelliSense機能)が実現出来ます。Expression Webはほとんど余計なことをしないので嬉しいことです。

後は、書式設定からダイナミックWebテンプレートを実行して、Dreamweaverでいうところのテンプレートを定義していけば、Expression Webでもテンプレート機能が使えるので、触ってほしくない部分や一元管理したい部分をテンプレートにしておけば合理的な管理が出来ます。

この辺り個人的にはWordPressを使ってCMS的にコンテンツ部分だけを更新してもらう方法がベターだと思っているのですが、動作環境によってはDBが使えないことも十分想定出来るしページ数が少ない場合等はむしろ静的ページとして管理した方がメリットが多い場合もあると思います。

本来有償で販売されていたアプリケーションがこうやって無償で使用出来るのはありがたいことです。Microsoft製のソフトウェアには当たり外れがあるのですが(笑)、個人的にはExpression Webは当たりじゃないかなと思っています。ありがたく使わせていただき有効活用しましょう。

MozBackupでトラブルに備える~Mozilla Thunderbird と Firefoxのバックアップ

FirefoxとThunderbirdを使い続けてもう何年にもなりますが、日常使っているWindows環境は安定しているので入れ替え等は縁が有りませんでした。しかし仕事の関係(所謂WindowsXP問題)でFirefoxとThunderbirdの環境を新しいPCに移行させる必要に迫られました。

便利なものを発見しました。mozbackupなるツールです。Mozillaのアプリケーション専用のバックアップを行うツール。Mozilla純正ではありませんが公式サイトで見つけましたので、信頼性は高そうです。

MozBackup – Backup tool for Firefox and Thunderbird

Windowsアプリですから、例に漏れずGUIで操作が出来て誰でも簡単に行えると思います。特筆すべき点は、メールデータ(アーカイブ)と一緒に、アドレス帳やアカウント等も含めて全てをごっそりとバックアップし、移行先ではバックアップから復元出来るのでほとんど手間がかかりません。

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CentOS 6.5をVirtualboxで検証する~仮想環境を使えば他のPCが無くても検証出来て便利です

CentOSでWindowsファイルサーバー(samba)の検証を行う必要に迫られました。
検証環境は先日サインナップした、さくらクラウドでも良いのですが、結果をオフラインで持ち歩けた方が良いので、ノートPCにVirtualboxをインストールして、その上でCentOSを動作させて構築することにします。

とりあえずは、Virtualboxのインストールですが、これはWindowsアプリなのでOracle VM VirtualBoxからダウンロードしてくれば事足ります。Windows Vista以降なら管理者権限で実行しないとうまく動作しない事がある位の知識があれば良いでしょう。

課題はCentOSのインストールです。

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やっぱり使えるDraftSight~AutoCAD互換と言えそうな2D CADソフトウェアは無償!

ダッソー・システムズ長年使ってきたこともありAutoDesk社のAutoCAD LTに慣れている私ですが、Windows 7に対応しているバージョンを新たに購入することが出来ず、現在はDraftSightを使っています。今は別にCADが無いと仕事にならないってことは無いのでAutoCAD LTが無くてもDraftSightがあれば十分助かっています。本当にありがたいことです。

さて、先日知人から駐車場の間取りについて相談を受けました。敷地を舗装して駐車場として利用出来るようにしたそうなのですが、活用できていないので賃貸で貸し出せる様にしたいなと考えているとかで。

そういう訳で、実際にメジャーを使って寸法を取り図面を引いてみることにしました。敷地内に何台分の自動車が配置出来るかCAD図面上でディスカッションしてみました。普通車と軽四輪車の二種類の枠を作って考えてみました。2Dという平面図でも視覚化するとイメージが一気に現実化してくる訳で、レイアウトをこうすれば良いとか言う意見が出てきます。口頭でああしたら、こうしたら・・と言うだけよりも話が早いのは言うまでもありません。もちろん図面は可能な限り実寸で描きます。

DWG ファイル用の無償CADソフトウエア*: DraftSight – ダッソー・システムズ

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全国版郵便番号規模のデータをスマートフォン(Android)で扱うのは厳しい?~期待のMementoは軽いDBとしてのみ利用可能

昨日、「Momento Database」をAndroidスマートフォンにインストールして、CSV形式で準備したデータをインポートする事によって、検索やソート機能で十分に便利な使い方が出来るとわかったので、郵便番号データをダウンロードして来て、全国分(12万行以上)のデータを整形してインポートしてみた。

整形は不要なデータフィールド(列)を削除して、郵便番号(7桁)と、都道府県、市町村、町域というシンプルなデータにしたのだが、12万行以上というデータ量がどう影響するかを検証したかった訳だ。結果的には使えない・・と分かった。

まず、「Memento Database」に約12万レコードをインポートするのには30分以上かかった。この時点で感覚的に使い物にならなさそうだなと思った。ただ、データベースシステムに取り込んでしまえば案外速いかも知れないなと半分期待を残しておいたのだが、実際のところはそのデータベースを開くのに数分かかるし、目的の郵便番号を検索するのにまた数分かかるという状況だった。

使ったAndroidデバイスはdocomo Fujitsu F-02Eなのでやや古い機種ではあるが、Androidのバージョン4.1.2からすると現実的なハードウェアだとは思っている。

残念ながらこのデータをインポートした後、「Memento Database」が非常に遅くなったので、データを削除する事にした。この削除にもえらく時間がかかった。

結果として、12万レコードものデータをスマートフォンのデータベースで扱うには厳しいという結論に至った訳だが、気になるのはFilemaker Pro 12とFilemaker Go 12を使って、iPhone 4ではどうなんだろう?という疑問である。もし、iPhone 4で動かしたFilemaker Go 12に郵便番号データ12万レコードを放り込んで、それを検索やブラウズさせた時に実用範囲に収まっているならば、Android版でも可能性は有ると言えるのではないかと思うのだ。

つまり、「Memento Database」の内部構造を見なおしてもらえば実用出来るかも知れないというちょっとした期待。そういう訳でまた検証してみたいことが出来たので、追々、Filemaker Go 12で郵便番号データを扱えるか試してみようと思う。

追記

Filemaker Go 12はやっぱり凄かった~実用レベルにあるモバイルデバイス用DBアプリ