Thunderbirdが恐ろしく便利になってる!

Becky!の代わりにTbuderbirdをメーラーとして使うことにしました。以前使っていた頃よりは断然良くなっていますね。ちょっと驚いた位です。

UI的にはやや不満もありますが、メーラーとしての基本動作も軽快ですし、メールアカウントの登録は楽ちんだし(自動設定出来なかった場合はかえって面倒ですが)、非常に快適に使えることが分かりました。

先に記したとおり、私は仕事用にGoogle Appsのメールを使っているので、Gmailサーバーの仕様に合うメーラーがやはり快適だと再認識しました。Becky!ではこの部分で仕様が合わず不便を感じさせられていましたが、これで快適にメールを管理することが出来そうです。

という訳で、私と同様にGmailやGoogle Appsのメール使っている方にはThundebirdがオススメだと思います。Microsoft系(Hotmail、Outlook.com)は実質Windows Live Mailしか無いに等しいですね。Thunderbirdにアドオン追加で対応出来るのは知っていますがMSの独自プロトコルに対応させている部分で無理があり不便です。

メーラーの移行ツール(インポート/エクスポート)も装備されているので、検証してみてから移行させるのが良いでしょうね。まずは併用してみて検証してみるのがベターだと思います。IMAPなら併用は簡単ですからね。POP3の場合は必ず「サーバーに残す」設定にしておかないと全部メーラーに保存されてサーバーが空っぽになってしまうので要注意です。

個人的興味としては、Thunderbirdのメールアカウント自動設定に使っているデータベースがどうなっているのか知りたいですね。というのも私が使っているISPのメールは自動設定出来ませんでした。とんでも設定を提示して来たので、データベースに無い場合は一般的に予想されるメールサーバーのアドレスを候補として表示しているっぽいですが、データベースに無いのであれば追加してやれば良いだけですからね。どこからフィードバックするのかな?ちょっと調べてみたいと思います。この辺りかな?

Thunderbird のアカウント情報自動設定機能 – Thunderbird | MDN

Becky!とGmail(Google Apps)の組み合わせはイマイチ

Becky!との付き合いは長いのですが、スマートフォンを利用する事もありメーラーは基本的にIMAPで使用することになり、また、仕事用のメールをGoogle Apps(Gmailサーバー)で使っている事もあって、Becky!では非常に不便な思いをしている今日このごろです。

何が不便かと言うと、Gmailの概念にある「アーカイブ」という考え方です。Gmailでは受信したメールは読み終わったらアーカイブして受信トレイから見えなくなる様にする操作が基本で、メールの削除は特別な概念です。

ここが一般的なメーラーの仕様に準拠しているBecky!と相性が悪いのです。削除してもまた復活して来ます。ゴミ箱にはひたすら溜まっていくだけで、ゴミ箱を空にしても「全てのメール」に戻ってくるのが、普通のメールアカウントと共存させていると違和感であり、結構ストレスに感じます。

普通に読み終わったら見えなくして欲しい。読み終わって削除してもまた太文字で未読表示されるのが非常に煩わしい。同じ事を考えている人が居るハズだと思って検索したところ、いくつかの工夫をしている事例を見つけましたが、根本解決には至っていません。

長く使ってきたBecky!ですが、別にBecky!に固執する理由も無いので(強いて言えばせっかく購入したからもったいないなぁ・・程度かな)、しばらくBecky!にはさようならすることにします。メール毎に付けられるメモ機能は便利だったんですけどね。

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お名前VPS上のWindowsにFilezilla Server

先日から、お名前.comのVPS上にWindowsをインストールして、Windowsアプリによる監視カメラ録画を稼働させっぱなしにしています。カメラ録画はVPSのスペック的にもかなり余裕なのでネットワークカメラの録画用途には最適という感じです。

そこで、せっかくなので他にもちょっとしたことに活用することにしました。しかしそうなると不便な事が生じて来ました。

監視カメラ録画ファイルへのアクセスは、ローカル側のWindowsアプリとの兼ね合いで、VPNを通したCIFSファイル共有を使っていますが、CIFSなのでVPNを通すと速度が出ません。録画データを読み込む際に結構待たされます。まぁ、これは最初から想定内なので多少の事は目をつむろうという感じです。

バッチ処理で録画アプリから動画形式に変換させたりする工夫をしました。その動画ファイルを一括して手元にダウンロードして来る様にしてみたのですが、VPNを通しているのでCIFS(Windowsファイル共有)だと速度が出ません。これはかなりじれったいです。
そこでFTPで転送してみる事にしました。VPNでトンネリング&暗号化されているので、FTPでもセキュリティ的には問題ないでしょう。

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Avast! 8 無料アンチウィルスソフトのサイトブロック定義

avastOS環境の引越し作業をしていて一つ困ったことに遭遇しました。クライアントがAvast! 8 無料版アンチウィルスを使っていたのですが、その機能に「サイトブロック」という機能があります。この機能はWebブラウザ等でそのURLにアクセスした際に、ネットワーク接続を遮断(ブロック)するタイプのセキュリティソフトなのですが、Avast! 8無料版に標準装備されている機能なのです。

この機能を結構使っているらしく、使いながらフィッシングサイト等のURL設定をざっくりと見ても100近く定義しています。Avast!にはこれを書き出す機能は無さそうです。しかしこれをいちいち一つずつ手作業でバックアップして、引越し先でまた一つずつ登録して行くのは途方も無く冗長した作業になります。

(追記)「設定」-「メンテナンス」ー「設定のバックアップ」で可能でした。

iniファイル形式かレジストリで保存してくれていないかな?と思って調べてみたところ、運良くiniファイルを見つけることが出来ました。当該ファイルは下記のPATHになると思われます。保証は出来ませんが、今回の作業では成功しました。

Windows XP
C:\Documents and Settings\All Users\Application Data\AVAST Software\Avast\WebShield.ini

Windows 7
C:\ProgramData\AVAST Software\Avast\WebShield.ini

iniファイルなので、テキストエディタで開くことが出来ると思いますが、Avast!が稼働中にWebShield.iniを編集して保存すると不審な行動として警告が表示されます。警告はパスさせる事もできますが、正しい手順としては一時的にAvasit!を無効にして置くのが良いでしょう。

内容は下記の様な感じです。BlockedURLsという行が肝心のリストですね。改行されずにセミコロン(;)で区切っているので定義数が多いと非常に読みづらいです。今回はバックアップ元をそのまま残しておいて、復元してやれば良いので楽勝ですが。

[WebScanner]
HttpRedirectPort=80,81,82,8080,8091,8081,8008,8888,3124,3127,3128
HttpRedirectPortUpdated1=1
URLBlocking=1
BlockedURLs=http://www.example1.com/*;http://www.example2.com/*

応用としては、ブラックリストを持っているのであれば、テキストエディタの置換機能を使って改行コードをセミコロンに置換して、セミコロン区切りの一行記述に整形すれば良いでしょう。ブラックリストを持っている場合は、このファイルに一気に直接記述する事も可能そうですね。

次回、いつ必要になるか分からないプチTIPSなので一応自分の為に備忘録しておきます。一応今の漠然としたアイディアは、ジャンクション(シンボリックリンク)と組み合わせて、Dropbox等で共有すれば複数端末でブロックリストを共有することも可能かな?と思ったりしています。幸いiniファイルがシンプルですからね。当該iniファイルの書き換えに対するAvast!の警告をどう処理するかは課題ですね。

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WADAXレンタル・サーバー(共用)の引越し

WADAXWADAXレンタル・サーバー(共用プラン)をお使いのクライアントさんから、WordPressのバージョンアップが出来ないという内容でご相談を受けました。ドメイン名からサーバーの環境を調べてみたところ(WADAXはサーバー番号毎の環境を公表しています)、MySQLがバージョン4系で古い為にWordPressのバージョンアップが追従出来なくなってしまった事が判明しました。

実際にWordPressにログインさせて頂いて確認もしましたが、やはりMySQLのバージョンが古いのが原因だと判明しました(エラーメッセージにて確認)。オープンソースのCMSでバージョンアップに追従出来ないのは、脆弱性を抱えたままの運用になるのでで問題です。

それとログイン時に判明したのは、WordPressのアカウントが今話題になっている「admin」だったことです。WordPressの「admin」アカウントがアタックを受けてる事もあり、その辺りからご説明し、早急にadminアカウント名を変更し、更にGoogle認証の仕組みを利用するプラグインを導入し、Androidスマートフォンでワンタイムパスワードを生成して毎回ログイン時に通常のパスワード+ワンタイムパスワードを入力していただくように対策しました。幸い入られた痕跡は無さそうですがここも、移行テストの段階でチェックしておかなくてはなりません。

WADAX

さて本題のWADAX共用サーバーの引越しです。
私はWeb系の事業を行う会社でシステム寄りの仕事をしていた事もあるので、WADAXは使ったことがあります。その経験も踏まえて比較的親切なレンタル・サーバーだと評価しています。

今回課題となるのは「共用サーバー」という点です。共用サーバーというのは、住宅で例えればアパートとかマンションの様なものです。外壁が古いから改修工事とか、鉄骨をもっと頑丈なものに変えたいとか、免震構造にしたいとか、そういう事が一軒家の様には自由に出来ません。厳密には出来ないというよりは、居住者の意見が完全一致する事はまずあり得ないのでそういう事は不可能でしょう。

現実問題としては、新しい建物に引っ越すことになるのですが、これがWADAXで言うところの別のサーバーへの移行という事になります。住宅で言えば新しく建築された最新の建築構造をしたアパートやマンションへ引越しという事ですね。

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