Firefoxでタブを効率的に管理するタブグループの設定方法〜ブラウザの隠し機能を有効活用する

Firefoxのロゴ PCツール

今更なのですが、Firefoxのタブを整理する際に便利なタブグループ機能を活用する方法を記しておきます。調べものをしていて複数のタブを開いている途中で作業を中断することもありますが、ちょっとしたことならタブを開いたままにして終了させています。

Firefoxの設定で、「前回のウィンドウとタブを開く」を有効にしています。

しかし、しばらく時間を要する場合など、タブを残していても他のことに気を取られてうっかりタブを閉じてしまうこともあります。そういう場合にタブグループにまとめておくと、履歴から追いかけたりする手間が省けます。関係するタブを一気に展開したり閉じたりすることが出来るので便利です。

タブグループを有効にする

Firefoxの場合は、隠し機能的な位置づけにされているのでAbout:Configから機能を有効にしてやる必要があります。

URL入力欄に下記を入力してENTER押下。

about:configCode language: CSS (css)

設定の検索ワードとして下記を入力して探します。

tabs.groupCode language: CSS (css)

すると下記項目が見つかるので、falseになっている所をダブルクリックしてtrueに変更します。

browser.tabs.groups.enabledCode language: CSS (css)

Firefoxを再起動します。再起動しないと機能が有効になりません。

タブグループ機能を使う

Firefoxで複数タブを開いている場合は、CTRLキーを押しながらまとめたいタブを選択します。選択したタブを右クリックして、「選択したタブをグループに追加」とすればタブをまとめることが出来ます。左端にまとめたタブグループが増えるので、クリックすると展開したり閉じたりできます。

これで後から調べごとを再開したい場合などに展開して作業を再び始めることが出来ます。

Firefoxはこの機能をデフォルトでは無効にしているので、おそらく意識して使いたい人だけが使えるようにしているのだと思います。多機能ごった煮状態だと機能に溺れそうになってしまいますから、個人的にはコレでも良い方針だと思います。

後から別のタブで見つけた情報も既存のタブグループに追加出来ますので、情報収集に役立つと思います。個人的にはブックマークに保存するまでも無い作業過程の一時的な情報整理(保護)として有効な機能だと思います。ぜひ活用したいですね。Google Chromeなんかは標準で有効になっていたと思います。

追記:タブグループ機能が標準化された様です

Firefox公式情報により、2025年5月6日以降は全てのユーザーがタブグループ機能を使用できるようになったと知りました。

Firefox バージョン 137から、開いているタブをグループにしてまとめたり、グループに名前を付けたりできる、タブグループ機能が利用可能になります。2025年5月6日以降は、すべてのユーザーがこの機能を利用できます。

Mozilla Firefoxヘルプ

タブグループの詳細な使用方法は公式サイトのヘルプを参照すると良いでしょう。簡単に記しておくと、グループ化したいタブをドラッグ&ドロップして目的のタブに重ねるとグループ化できます。

ただし、Firefoxのバージョンが関係しているので、LinuxディストリビューションによってはESRの都合上バージョンが追いついてない場合があります。その場合はタブグループ機能が有効になっていません。私が使用しているdebian12も安定版であるESRの都合上、まだバージョンが追いついていません。

コメント

タイトルとURLをコピーしました