Raspbian wheezy 2013-02-09リリース

Raspberry Pi用の一番スタンダードなOS、Raspbian “wheezy”の最新版、2013-02-09がリリースされました。

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既に使用している人は、apt-get update、apt-get upgradeでパッケージ更新、最新バージョンへはapt-get dist-upgradeで移行出来ます。どうやらQTとGNOME関係が大きな違いの様です。

pi@raspberrypi ~ $ sudo apt-get update
pi@raspberrypi ~ $ sudo apt-get upgrade
pi@raspberrypi ~ $ uname -a
Linux raspberrypi 3.6.11+ #371 PREEMPT Thu Feb 7 16:31:35 GMT 2013 armv6l GNU/Linux
pi@raspberrypi ~ $ sudo apt-get dist-upgrade
The following packages will be upgraded:
gnome-themes-standard libqt4-dbus libqt4-network libqt4-svg libqt4-xml libqtcore4 libqtgui4 qdbus
8 upgraded, 3 newly installed, 0 to remove and 0 not upgraded.
pi@raspberrypi ~ $ uname -a
Linux raspberrypi 3.6.11+ #371 PREEMPT Thu Feb 7 16:31:35 GMT 2013 armv6l GNU/Linux

RaspberryPiRaspberry Piの魅力は、非常に安価でコンパクトな省電力PCが手に入ることです。スペック的にもアーキテクチャ的にも制限はありますが、メリットを考えるとそれらの制限は努力でなんとかする価値が充分にあると思います。そして嬉しい事にdebianベースのRaspbianというLinuxディストリビューションがRaspberry Pi専用に開発されているので、ユーザーとしてはこれをありがたく利用させていただくことによって非常に少ない労力でメリットを享受出来るのです。

私がRaspberry Piを使っている用途は、ありきたりですが、省電力デバイス故に24時間常時稼働させても電気代が安く、実に合理的で重宝しています。発熱が少ないのも夏場の冷却を考慮すると魅力的です。

  1. VPS上のコンテンツのバックアップ
    FTPで収集する様にスクリプトを組めば、レンタルサーバー上のコンテンツのバックアップにも使えるでしょう。例えばAPIを公開しているオンラインストレージ(Dropbox等)をバックアップしておく用途にも使えます。
  2. Webサーバーの死活監視
    VPS上で稼働させているWebサーバー(サイト)の状況を監視させています。定期的にアクセスさせて、異常があればメールで携帯電話に通知させる等しておけばサイトのトラブルを迅速に知ることが出来ます。
  3. LAN内でSubversion リポジトリサーバーとして稼働
    プログラミング用のバージョン管理システム用にサーバーとして稼働させています。WebDAVなのでルーターの設定によっては、インターネット上に公開する事も可能です。
    プログラミングはもとより、Webサイトの構成ファイル等、様々なコンテンツのバージョン管理に活用しています。あえてSubversionを使っているのは、私1人しか使わない為、Gitを使う必要性は薄いと感じているからです。

高速処理を要求しない用途であれば、安定性で定評のあるdebian GNU LinuxベースのRaspbianは、Raspberry Piと相性が良く、非常に信頼出来るサポートツールとなりえます。毎日着実に仕事をこなしてくれるでしょう。(SDカードのトラブルなど不安要素が無きにしもあらずなので定期的にチェックは必要ですが。)

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