Windows Live Mailはサポート切れ~MailStore HomeでOutlookに移行する方法を紹介

Windows Live Mailは無償で使用出来るWindows版メーラーとして、過去のOutlook Express等の流れから多くのユーザーに使われてきたアプリですが、マイクロソフト社がサポートを終了してから結構な日数が経過してしまいました。

私がサポートしているユーザーは、未だにWindows Live Mailを使用しているケースが多く存在しますが、ここ数ヶ月で謎の不具合(トラブル)が続出しており、ネットで検索してみると同種のトラブル事例は沢山上がっている様です。もはやWindows Live Mailは使うべきでは無いアプリだと言い切って良いと思います。多くのメールをアーカイブする用途のメーラーとしてはもはや使えないアプリです。

移行先メーラーは?

Windows Live Mailを使用しているというからには、WindowsプラットフォームでPCを使用している人と言い切って良いと思います。それを大前提として話を進めます。

WindowsプラットフォームでPCを使用している人の多くは、マイクロソフト社のOfficeを使用していると思います。特に日本製のPCを使っている場合は、購入時からプレインストール版のOfficeがインストールされていたと思います。日本で展開されているOfficeの最下位ランク「Office Personal」にもOutlookはパッケージングされていますので、移行先をOutlookにすることを前提とします。

ちなみに私はMozilla Thunderbirdを使っています。この方法はWindows Live MailからThunderbirdに移行する場合にも応用できます。

続きを読む

大量のtiff画像のプリントアウト

大量のTIFF画像をプリントアウトする処理で、PCがハングアップする問題に遭遇した。JPEGなら問題無く100枚以上の画像をプリントアウト出来るのに、TIFF画像はPCに異常な負荷がかかるらしい。

いちいち手作業で印刷を実行してられないので、バッチ処理(自動)で済ませたい。
画像系アプリ経由でプリントアウトする方法を手っ取り早く調べてみたところ、IrFanViewというアプリがコマンドからの指定でプリントアウト出来ることが分かった。

“C:\Program Files\IrfanView\i_view64.exe” 1-00101-01.tif /print=”Printer Name”

IrFanViewのPATHと、対象ファイル名、プリンター名の指定のみ。

テスト的にPC上で検証してみたかったので、DocuWorks Printerを指定してみたら1ページずつになるが思い通りに印刷処理が出来ることを確認した。

べた打ちのBATファイルだとこんな感じ

“C:\Program Files\IrfanView\i_view64.exe” 1-00101-01.tif /print=”DocuWorks Printer”
“C:\Program Files\IrfanView\i_view64.exe” 1-00101-02.tif /print=”DocuWorks Printer”
“C:\Program Files\IrfanView\i_view64.exe” 1-00101-03.tif /print=”DocuWorks Printer”

対象画像ファイル名をリストにして、外部リストを読み込むようにBATファイルを作っても良いかも知れない。

for /f “delims=” %%a in (list.txt) do (
“C:\Program Files\IrfanView\i_view64.exe” %%a /print=”DocuWorks Printer”
)

DocuWorksは印刷直前のお膳立てをするのに非常に便利。
とりあえずこれで目的は達成出来たので備忘録。

ImageMagickがVer.6からVer.7に変わりコマンドも変更されていた

ImageMagickはマルチプラットフォームで使えるオープンソースの画像変換アプリで、非常に便利なので時々使用しています。Linuxではもちろん、Windows環境でも使用しています。

複数枚の画像を一括してPDFに変換する等、コマンド一発で処理してくれるので手がかからず便利なのです。

また、PDFを1ページずつ画像化することも出来るのは何気に便利だったりします。

今回、ImageMagickを使ってPNG形式の画像をPDF化しようとした時にエラーが出てどうしようもなくなったので、最新版のImageMagickにバージョンアップしたところ、CONVERTコマンドが使用出来なくなりました。正確に記すとCONVERTコマンドでNTFSの変換(これもCONVERTコマンドだった)が起動します。

コマンド名が変わった?

調べてみたらMAGICKというコマンドに変更になっていました。どうやらVer.7からmagickコマンドに変更になったとか。

更にオプションの-geometryも使えなくなってエラーが表示されます。調べたら-sizeコマンドに変わってしまった様です。ネットで検索してもImageMagick Ver.6の頃の情報ばかりで、この辺りのことは公式サイトを確認するしか有りません。英語で記述されていますがコマンドのサンプルを見ると概ね想像がつくので大丈夫でしょう。

ImageMagick: Command-line Processing

続きを読む

NXPowerLiteでファイルサイズを縮小~Office文書以外にもJPEGやZIPが圧縮可能

現在の職場ではMicrosoft Office文書をZIP暗号化圧縮して電子メールでやりとりする事が多々有ります。未だにメールシステムは添付ファイルが数MB程度という制限があって、もはや技術的には電子メールの進化は望めないなと言う感じなのですが、某クラウドサービス等ファイル共有の仕組みを併用するのも微妙に手間です。出来ればメール添付で済ませたいというのが現場の意見です。

少しでもそういうニーズに答えられるアイテムとして、オーシャンブリッジの「NXPowerLite」をOA機器のフェアで見かけてデモ版で試してみました。非常に良い感触だったのでいくつかライセンスを購入しました。特に大きくなりがちなExcel文書やPDFファイルを劇的にスリム化出来て、メール添付出来るサイズまで落とせる事が結構あり重宝しています。現場からも好評です。

nx-power-lite

OA機器フェアでデモンストレーションを見せてもらった時に、JPEGファイルのコンパクト化を見せてもらいました。高解像度のプリンターで出力した元画像と、コンパクト化した画像とで比較させてもらったのですが全く違いが分かりませんでした。

特殊なアルゴリズムでJPEG画像のデータを間引いていると説明されたのですが、本当かよ?と思う位に画質の劣化がありませんでした。ディスプレイモニターでは違いがわかりにくいと言うことでプリントアウトしたものを見せてくれたのだと思いますが、本当に違いがわからなかったです。デジタルデータと人間が目で見て判断する情報には差があるという事なのでしょう。

続きを読む

Microsoft Expression Web 4~ホームページビルダーより柔軟性がありきちんとしたHP更新用無料アプリケーション

過去にはMacromedia Dreamweaverを使ってホームページの作成を始め、その後HTMLやXHTMLとCSSを独学で学んでそこそこWebのスキルを身に付けたものです。

最近ではテキストエディタとFirefoxとFireBugが一番Webサイトのテスト検証をやりやすい環境だと思っていますが、私はWeb屋ではないのであらゆるタグやスタイル記述を覚えている訳では無く、HTMLエディタを使うのがベターだなと考えました。

更に私以外の人がページを編集することも配慮しなくてはなりません。まず候補に挙がるのはテンプレート機能が使えるDreamweaverですが、多機能なので操作が複雑なのと結構な費用がかかる事です。ちょっとした編集を目的とした用途にはこの費用は高く感じます。

そこで、Microsoftが無償化したExpression Web 4を使ってみる事にしました。評判によるとあまり余計なソースを生成しないという比較的硬派なHTMLエディタだと聞いていましたが、実際にインストールして使ってみるとかなりいい感じです。特にVisualStudioで養ったIntelliSense機能によるタグ補完機能がいい感じ。HTMLは当然、CSSもIntelliSenseでどんどん補完してくれます。

2/4 ウェブ作成ソフト Microsoft Expression Web が無料化 [ホームページ作成] All About

ダウンロードは上記記事を参考にすると良いでしょう。デフォルトだと英語版がダウンロードされるので、「+Details」からJapaneseを選択して日本語版をダウンロードするだけですけど。ついでにDesignとEncoderもゲットしておくと便利かも知れません。

最近だと、HTML5+CSS3を扱うことも増えたので、HTML5スキーマを利用できるようにして置くと便利です。アドインがあるので簡単にHTML5対応のHTMLエディタ(IntelliSense機能)が実現出来ます。Expression Webはほとんど余計なことをしないので嬉しいことです。

後は、書式設定からダイナミックWebテンプレートを実行して、Dreamweaverでいうところのテンプレートを定義していけば、Expression Webでもテンプレート機能が使えるので、触ってほしくない部分や一元管理したい部分をテンプレートにしておけば合理的な管理が出来ます。

この辺り個人的にはWordPressを使ってCMS的にコンテンツ部分だけを更新してもらう方法がベターだと思っているのですが、動作環境によってはDBが使えないことも十分想定出来るしページ数が少ない場合等はむしろ静的ページとして管理した方がメリットが多い場合もあると思います。

本来有償で販売されていたアプリケーションがこうやって無償で使用出来るのはありがたいことです。Microsoft製のソフトウェアには当たり外れがあるのですが(笑)、個人的にはExpression Webは当たりじゃないかなと思っています。ありがたく使わせていただき有効活用しましょう。