IcoFXにウィルスが含まれている

先日のVisual Studio勉強会で、自作のWindowsアプリにアイコンを付ける際、IcoFXがお勧めだけど、少し前から有料アプリになったという事を教わった。とりあえず試してみないと購入するに値するアプリなのかどうかも分からないので試してみた。

いきなりインストール中にトロイの木馬が見つかった・・

トロイの木馬が含まれていた

トロイの木馬が含まれていた

そりゃないよーって感じだけど、AVG Free版がしっかりブロックしてくれているので助かった。パスをよく見ると「Yontoo」だと分かる。コイツは以前ブラウザに変な表示がされるようになった時に原因となっていたので、問題の有るアプリだとよく覚えている。「Yontoo」は少なくとも日本人にとってはメリットは何もないと思える。

さて肝心のIcoFXは30日間はお試しが出来るが、それ以上すぎると保存ができなくなるらしい。終了時にシリアル番号の入力を求めてくる。Iconの作業に特化しているアプリなので非常に使いやすいと感じる。もうちょっと使ってみてメリットがあるなら購入を考えても良いかなと感じている。

IcoFXの操作画面

IcoFXの操作画面

ダウンロードした場所が悪かったのかも知れませんが、ウィルスが含まれている可能性があるという情報をここに記したかった次第です。

Paypal Hereにみる金への群がりと想定されるリスク

PayPalHere

Paypal Hereのカードリーダーを装着してカードを読ませている

ソフトバンクが米国の電子決済大手のPaypalと手を組み「PayPal Japan」を設立するという発表があったのが2012年5月9日。スマートフォン(当初はiPad/iPhoneのみ対応)のイヤホンジャックにカードリーダーアダプターを取り付けて、クレジットカードを読み取る方式の格安デバイスで普及させるという「Paypal Here」というサービスを発表した。

その後10ヶ月である程度目処が立ったのか、一部のAndroidデバイスにも対応させており、いよいよ本格的に普及させると息巻いている様だ。リンク先を読めば分かる事だが敢えて記すと、ターゲットはクレジットカード決済を導入していない小規模店舗・事業所らしい。格安のカードリーダーと無料のスマートフォンアプリを使うことで、初期導入費用を非常に低く抑えることが出来るのが最大のセールスポイント。

言い換えると、既存のクレジットカード決済会社にしてみれば、クレジットカード決済専用の機器に設備投資させるところでも利益を得ていた分、それが否定されたも同然なので大打撃である。恐らくトラブル時の保守(メンテナンス)も有償で行なっていただろう。

楽天スマートペイ

楽天スマートペイをスマートフォンに装着した状態

更に補足すると、決済専用の機器を格安で販売してしまい、設備面で利益は得られなくても、決済手数料5%で利益が出せるという裏が取れる。つまり既存のクレジットカード決済会社は、今までにかなりの利益を得ていたと言えるだろう。ま、コレはコレで問題点もあるが今回のPOSTはその話ではない。

そういう隙間に入り込んでくるのが得意なのは、Softbank、楽天である。楽天もちゃっかり「楽天スマートペイ」というサービスを開始している。この2人は金の匂いを嗅ぎつける能力は凄まじいものだなと、少しは見習わなくてはならないと反省している次第である(w

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akismetによるスパムフィルタリング

akismetによるブロック数当サイトを運営し始めてからもう半年ほどになりました。サイトの性質上色々な情報を掲載しているので、コメントスパムが非常に増えて来ました。ま、これは逆に言うとそれだけネット上で目にされる機会が増えたという事の現れでもあるので、嬉しい事でもあります。一種のバロメーターですね。

当サイトでは、CMSとしてWordPressを使っています。WordPressはブログシステムとして有名ですが、ブログ用途だけでなく、コーポレートサイト等にも対応出来る柔軟性を持っています。そして標準装備のプラグイン「akismet」がコメントスパムに対して非常に有効なのは今さら言うまでもありませんね。

当サイトには、参考情報として見ていただくために、敢えてakismetでブロックしたスパムの数を表示させています。約半年運営して134件という数は多いか少ないか分かりませんが、今のところakismetによるSPAMブロック率は100%で非常に信頼性が高い事を裏付けています。

私にとってakismetの利用は、当サイトだけではありませんので、当サイトだけで評価しているのではありません。非常に強力なスパムフィルタですので、スパムに悩まされているのであれば、導入を検討する価値は充分にあります。

少しずつプログラミング学習

20代にMacintoshでプログラミングを学習する為、大枚はたいてC++のコンパイラと書籍も買って毎日わけも分からず勉強したのですが、結局当時は、Macintoshというややこしい環境での学習、そして情報の少なさ、周囲にプログラミングスキルを持った人が居ない等から、どんどん独学の意欲も疲弊していき、トラウマだけが残った苦い記憶があります。

つい最近まで、私はそのトラウマを克服できず、プログラミングと呼べるまでのスキルは身に付けることが出来ず、ちょっと既存のスクリプトを改造してみたり、部分的に取り出して応用してみたりという程度までしか出来ませんでした。

しかし、フリーランスとしてIT系のジャンルで食っていく関係上、プログラミングスキルの重要度は高いと判断し、このトラウマを克服すべく、昨年末から地道に独学に取り組んできました。大きなきっかけは、MIT App Inventorを使ってAndroidアプリを視覚的な開発環境で作ってみた経験です。もしかしたら出来るかも知れないなと感じました。

そしてそれを本当に実感したのは、Visual Studioという、Microsoft社の統合開発環境(IDE)を使ってサンプルを作ってみたら、9割方理解出来た時でした。アプリの見た目、ボタンやテキストボックスの配置は、Windowsアプリならではのマウス操作で行えますので、MS-AccessやFileMakerを使った経験があるなら何の苦労も無く行えるでしょう。レイアウトも自分が思い描く理想通りに配置出来ます。そこにボタンをクリックした時の挙動等を、ソースコードとして記述する訳ですが、意外と少ない記述で情報の取り込み等は行え、肝となる処理部分をじっくり考えれば、当初は無理なレベルのプログラムが作れたのです。

正直言うと、入門書籍を数冊購入したのですが、多くは退屈なサンプルばかりで、最後まで到達出来たチュートリアルは半分位です。私は、どうしても興味を持てないチュートリアルには没頭出来ません。これは社会人経験の長い人がプログラミングを始めた際に壁に突き当たる大きな原因だと思います。社会人経験によって短時間で結果を得られる方法を選択するクセがついてるからです。基礎から学ぶという遠回りは大切だと理解していてもそういう道を通ることが事実上出来ません。学生とは学習の仕方、受け入れ方が大きく違うのです。私は自分が知りたい事をすぐに学びたいのです。(これは性格など個人差が大きいと思います。)

幸い、Visual Studioはいじっている内に、色々なアイディアが湧いてくる刺激をくれます。最初はシンプルなプログラムでも、徐々に機能を追加してみようとか、こうすれば合理的だなとか言う発想がどんどん出てきます。それを実現するのに、じつはそんなに高度なスキルが無くてもなんとか出来上がったりするのが面白いのです。(当然熟練者が作ったアプリに比べると洗練度は話にならないレベルでしょうが)

それでも、回数と学習を重ねていく内に、徐々に合理的なソースコードが書けるようになって来ます。これは良い感じに書けたなぁというのも最近では徐々に増えて来ました。

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S-Factoryからのリモートメンテナンス

Windows PCは基本的にGUIで操作するOSなので、リモートデスクトップやVNCの利用が遠隔地の保守には有効です。

UltraVNCによる遠隔サポート

UltraVNCによる遠隔サポートのイメージ図

Ultra VNC SC(Single Click)の生成アプリケーション、日本語版は既に配布されていません。今はバージョンアップも進んでおり、現在はひな形をダウンロードし、コンフィグを書き換えてからアップロードすることで、Webサービスによって実行ファイル(exe)が生成される仕組みになっています。

ちょっとペースが速いので一度では見切れないかも知れませんが、何度か見返すという前提でこちらの動画が分かりやすいでしょう。
UltraVnc SC Create – UltraVNC

S-FactoryもUltraVNCは以前から継続してSCを使用しています。メンテナンスを受ける側からのアクセスになりますので、ファイヤウォールの設定などを意識する事なくサポートを依頼することが出来るので簡単です。

S-Factoryとしましては、この方法を使うのは、原則として保守契約、またはサポート期間内であるお客様の為の遠隔サポートツールとしての利用に限定しています。ちょっとした設定の修正やトラブルの調査には、出張保守を伴わないので非常に便利なツールです。


vnc-sc

ダウンロードUltraVNC SC for S-factory

こちらがS-Factoryのリモートメンテナンス用のUltraVNC SCです。
使い方は簡単です。

  1. ダウンロードしてデスクトップに保存します。
  2. アイコンをダブルクリックして実行します。
  3. 左ペインの「Remote Support」をダブルクリックします。
  4. あなたのPCがS-Factoryに接続を試みます。
    接続に成功すると、本当に接続して良いか?という旨の確認のメッセージが表示されますので許可して下さい。

あなたが行うちょっと面倒な作業は以上です。
あとはS-Factoryが実際の作業の為に遠隔操作を行います。

  1. S-Factory側からあなたのPCを遠隔操作(メンテナンス作業)します。
  2. あなたはS-Factoryが行う作業を自分のPCのモニターで監視出来ます。何か学べることがあったら画面を見ながら作業手順などを学んで下さい。
  3. 作業が終了したら、右下のステータスアイコンからこのプログラムをCloseします。
    この手順はS-Factory側からも行えますが、本来はあなたが自身のPCから行うべき操作です。なぜならあなたのPCがS-Factoryに接続しているからです。

作業が終了したら、あなたは次の事を忘れずに実行して下さい。

  1. デスクトップに保存したファイル「sfactory.exe」を削除します。

このリモート接続方法のポイントは、あなた、つまり遠隔操作される側から、遠隔操作する側(S-Factory)に接続するという点です。一般的にネットワークに侵入されるという被害は、一方的に知らぬ間に侵入されてしまいますが、この方法は逆にあなたの意思によって、あなたがS-FactoryのPCにアクセスします。しかしご安心下さい。S-Factory側ではその受け入れ準備をして待機していますので、不法な侵入ではなく合意の元によるハンドシェイクです。

このSCを使った方法は、あなたのネットワークのファイヤウォールに影響を与えずシンプルに遠隔操作を実現出来ます。定期的なリモート保守を行う場合には本来VPN接続する仕組み等を準備するべきですが、不定期にまた一時的に遠隔制御の必要性が生じる用途には、UltraVNC SCは実に手軽で扱いやすいソリューションなのです。

ただし、注意点としては、PCの画面を丸々見られてしまいますので個人情報のファイル等は事前にUSBメモリー等に移しておくか、簡単に見られないところに保管しておいて下さい。デスクトップにそのまま置いておくのは好ましくありません。

S-Factoryとしては、遠隔操作を行う場合ももちろん不要なものは見ないように意識していますが、不意に目に入ってくる情報については防ぎようがありませんので、どうぞご協力(配慮)をお願いいたします。


追記
お客様のPCの環境によっては、ウィルス対策ソフトがリモートサポート用プログラムを不審なものと判断して実行を制限する可能性があります。その場合は一時的にウィルス対策ソフトを無効にしていただく必要があります。操作はそれぞれのウィルス対策ソフトによって違いますが、一例としてウィルスバスターを一時的に無効にする手順へのリンクを記しておきます。

http://s.s-fact.biz/trendmicro

検索文字列を含むURLが長いのでS-Factoryで処理出来る短縮URLにしています。
上記にアクセスするとトレンドマイクロのサイトに転送されます。