Vinelinux 6.1RC2を試して思ったこと〜やはりWindowsよりLinuxをメインにしたい

スタッフ日誌

自宅サーバー時代

過去に自宅でWeb サーバー用途にVinelinux を使っていました。
Linux はRedhatで始めたので、RPMとaptでパッケージ管理が出来るVinelinux が重宝したものです。

最小構成に必要なパッケージのみ追加して、シンプルな構成にしていました。それをWindowsパソコンからSSHでリモート操作する訳です。コマンド操作に慣れると非常に快適でした。実際にLinuxサーバー運営をすると、些細なトラブルに遭遇したりして、ジワジワとスキルアップ出来るものです。Web,SQL,DNS,Mail,FTP,WebDAV,Tomcatなどなど、色々なサーバーを稼働させて理解を深めていったものです。

サーバーマシンアップグレード

その後、サーバーマシンをスケールアップし一気に自宅のテスト環境が充実しました。仮想環境によって複数のサーバーを稼働させることが可能となり、Windows Serverはもとより、CentOSやdebian等で複数のサーバーを稼働させていました。ただし夏場は発熱が凄くエアコンフル稼働、電気代も恐ろしい事になりました。冬はファンが回っている音すらしない静かなマシンなのに、夏場はブンブン騒音も凄いのです。

自宅サーバーを卒業(VPSに移行)

そういう経験もあって、現在は専用の設備で効率良く管理されているVPSを借りるのが環境にも、私の財布にも家庭にも優しいと自覚しています。昨年の夏から自宅の発熱源は最小限に抑えて夏に望んでいます。余談ですが発熱というより電気代節約の目的で今年は照明器具をLED化させました。

VPS環境に移行させてからは電気代も節約出来て、部屋の温度(特に夏場が問題)も改善してエアコンがフル稼働ってことはなくなりました。VPSのレンタル料は月額1,000円程度なので電気代に考えたらとても節約出来ています。

OSをWindowsからLinuxに移行させたい

現在求めているOSは、Windows 7の不安定さと重さ(Core i7-870 8GBなら8スレッドある為、それなりに快適に動くはずなのに、異機種2台のパフォーマンスが悪すぎるのでOSの問題だと思っています。)、特にマルチタスクの処理の悪さに困っているので、メイン環境を脱Windows (Linuxデスクトップ)で一新させるつもりでいます。

課題となるOffice関係は、MS-Accessを除けばLibreOfficeで事足ります。AutoCADが使えなくなる事については、LibreCADにしようと現在考えています。

慣れ親しんだSSHクライアント「PuTTY」が使えなくなるのは惜しいですが諦めるしかなさそうです。
更に慣れ親しんだテキストエディタ「MIFES」が使えなくなるのもvimへ完全移行するしかないでしょう。それ以外は、サブマシンとしてWindows機を使うことにすれば、問題ないかなと思っています。

Vinelinux 6.1RC2

さて、Vinelinuxの検証ですが、もはやバージョン6系もマイナーバージョンアップ。ISOイメージもCD-Rにも入り切らないサイズになってますね。6.1RC2を超久しぶりに使ってみました。

結果的には、悪くはないけれど、もはやVinelinuxを使わなくてはならない理由が見当たらないという印象です。VinelinuxがAPTを採用した時にはRedhat(RPM系)の知識を使いながらAPTで手っ取り早く管理できるので画期的だと思いましたが、別にRPM系にこだわる理由も無くなりました。

今のところは、debian/GNU Linuxを使うのが一番作業マシンとしてはストレスが少ないのではないと感じています。旧型のThinkPadでもdebianを使っていますが快適です。debianはとても進化して使いやすくなったと思います。

もちろんVinelinuxはRCが取れて正式リリースされたら、もう一度試してみるつもりですが、現在の感触はもう一つ足りない印象です。

なお、脱Windowsというのは、私のメインマシンの話で全く使わないと言うつもりはありません。普段から触ってなければ、仕事(Windowsパソコンの保守)の時に困りますからね。

Mac OSだけはもう触る気が無いので、仕事としてのMac保守業務は無理だと思っています。元々は熱烈なMacユーザーだったんですけど、昔からApple社のやり方は好きになれないので(反発を感じる)同製品を使おうとか知識を身につけようという気が起きません。こればっかりは仕方ありません。

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