昨日、「Momento Database」をAndroidスマートフォンにインストールして、CSV形式で準備したデータをインポートする事によって、検索やソート機能で十分に便利な使い方が出来るとわかったので、郵便番号データをダウンロードして来て、全国分(12万行以上)のデータを整形してインポートしてみました。
0600000,"北海道","札幌市中央区","以下に掲載がない場合" 0640941,"北海道","札幌市中央区","旭ケ丘" 0600041,"北海道","札幌市中央区","大通東" 0600042,"北海道","札幌市中央区","大通西(1~19丁目)" 0640820,"北海道","札幌市中央区","大通西(20~28丁目)" 0600031,"北海道","札幌市中央区","北一条東" 0600001,"北海道","札幌市中央区","北一条西(1~19丁目)" 0640821,"北海道","札幌市中央区","北一条西(20~28丁目)" 0600032,"北海道","札幌市中央区","北二条東"
整形は不要なデータフィールド(列)を削除して、郵便番号(7桁)と、都道府県、市町村、町域というシンプルなデータにしたのですが、12万行以上というデータ量がどう影響するかを検証したかった訳です。
結果的には使えない・・と分かりました。
まず、「Memento Database」に約12万レコードをインポートするのには30分以上かかりました。この時点で感覚的に使い物にならなさそうだなと思いました。
ただ、データベースシステムに取り込んでしまえば案外速いかも知れないなと半分期待を残しておいたのですが、実際に試してみるとデータベースを開くのに数分かかるし、目的の郵便番号を検索するのにまた数分かかるという状況でした。
使ったAndroidデバイスはdocomo Fujitsu F-02Eなのでやや古い機種ですが、Androidのバージョン4.1.2からすると現実的なハードウェアだとは思っています。
残念ながらこのデータをインポートした後、「Memento Database」が非常に遅くなったので、データを削除する事にしました。この削除にもえらく時間がかかったという状況です。
結果として、12万レコードものデータをスマートフォンのデータベースで扱うには厳しいという結論に至った訳ですが、気になるのはFilemaker Pro 12とFilemaker Go 12を使って、iPhone 4ではどうなんだろう?という疑問です。
もし、iPhone 4で動かしたFilemaker Go 12に郵便番号データ12万レコードを放り込んで、それを検索やブラウズさせた時に実用範囲に収まっているならば、Android版でも可能性は有ると言えるのではないかと思うのです。
つまり、「Memento Database」の内部構造を見なおせば実用出来るかも知れないというちょっとした期待が残ります。そういう訳でまた検証してみたいことが出来たので、追々、Filemaker Go 12で郵便番号データを扱えるか試してみようと思います。
追記
Filemaker Go 12で試したら十分実用レベルの動作速度でした。「Memento Database」はまだまだデータベースアプリとして改良の余地があるということの様です。
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