Filemaker Go 12はやっぱり凄かった~実用レベルにあるモバイルデバイス用DBアプリ

先日記した郵便番号データをデータベースに取り込む検証の後日談です。

Filemakerに大規模データを取り込んで検証

今度はFilemaker Pro 12で簡単なデータベースを作成して、郵便番号データをガッツリとインポートしたものを、iTunesからiPhone 4に転送してFilemaker Go 12で開いてみました。

  • あっさりとデータベースを開くことができました。
  • データのスクロールも軽快に行えます。
  • 肝心の検索もほぼ一瞬で目的のデータを検索してくれます。

どうやらAndroid版DBの「Memento Database」と、IOS用Filemaker Goは根本的に構造が違うというべきで、Filemakerはかなりのデータ量を含むデータベースを想定して開発されているという事が実感できます。

言い方は悪いかもしれないですが「Memento Database」とは比較にならない位に高性能です。ある程度は予想していたのですがここまで圧倒的に違うとショックです。

ただ、「Memento Database」のメリットは、Androidデバイス(スマートフォン等)単体でデータベースの構造を作れるので、手軽さでは当然比較になりません。Filemaker Goは単体ではデータベースを作成できないので、Filemeker Pro 12を購入しなくてはなりません。当然お金の面では「Memento Database」の方が手軽です。ちょっとした個人的な情報をデータベースとして管理したいニーズには十分答えてくれます。

しかしながら、AndroidプラットフォームにはFilemaker Goに相当するデータベースアプリが存在しないというもは残念に思います。少なくとも同レベルで汎用性を持っていて実用的なレベルの要件を満たすアプリは、現時点では無償・有償を問わず存在しません。

そんな訳でFilemaker Pro 12とGo 12の組み合わせは素晴らしいと思います。ただ、すでにFilemaker Pro 13とFilemaker Go 13がリリースされているので、Ver.12はもはや古いバージョンになってしまっています。

もっとも私にとってはFilemaker Pro 12でも十分だし当分この環境で進めて行こうと思っています。そして「Memento Database」はAndroid環境で活用します。

Memento Database」は手軽なカード型データベースだから、コンシューマ向けの用途には程よくマッチすると思うのです。テキストファイルやEvernote等に記すよりもカード型データベースに蓄積した方が良いケース(蓄積したデータの再利用)には向いていると思います。Googleドライブのスプレッドシートと同期させられるのもメリットです。

もちろん用途や使い勝手は人それぞれでしょうが、手軽なデータベースをAndroid版に提供してくれる「Memento Database」は見逃せないです。近い将来Filemaker Goに匹敵するDBアプリがAndroidプラットフォームに出て来る事に期待したいです。

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