現在、私はFilemaker Pro 12を使用していますが、Filemakerとの付き合いは、まだFilemakerがリレーショナルデータベースでなく、カード型の頃からの付き合いなのです。そう、私は元はコテコテのMacユーザーなのです。
以前にも記したかも知れませんが、Mac環境でC++言語を使ってプログラミング学習を独学でやってました。当時はインターネットなんてものも無いし、パソコン通信のBBS(ニフティサーブ)にも偏った情報しか有りませんでした。プログラミングの書籍は、幸いながら通勤ルートの途中に岩本町(秋葉原)があったので途中で降りて、大きな書店に買いに行くことが可能でした。
しかし、今でこそプログラミング書籍は掃いて捨てるほど選択肢がありますが、当時はさほどありませんでした。ましてやMacintosh環境でのプログラミング書籍は本当に少なかった。だけど当時の私はMacintoshしか持っていなかったので、Macintoshでやるしかなかった。いわゆるDOS/V+MS-DOSの方がプログラミングの学習は近道だと言われましたが、パソコンは安くても20万円が当たり前でしたから、そういう買い足すなんて事が出来るハズがありません。Macintosh用のプログラミング解説本、資料は非常に高価で、一冊1万円以上するのも何冊か購入しました。例えばInside Macintoshの最初の方には、MacのUIの設計ポリシーとかみっちり書かれていたりするので、未だにあの本は使えるとは思っていますけどね。Inside Macintoshだけでも3冊以上持ってると思います。
結局、Macintosh環境で、しかもC++というのがハードルが高すぎたせいか数年頑張ったけど努力にも限界があると感じて諦めました。というか挫折しました。本当は参考書籍が多いPascalでやりたかったんですけど、肝心のPascal言語のコンパイラを入手出来ませんでした。秋葉原ですら売ってなかったのです。Pascalのコンパイラが手に入っていたら私のプログラミング経歴も変わっていたかも知れません。