記憶にあった言葉
先日、成功するために必要なこととして、中学生の時に刺さった言葉を思い出して記事に記したことがあった。その言葉は学校の音楽室にかけられていてなんとなく読んだら忘れられなくてずっと記憶に残っていた。
ただ、正確には覚えてなかった。なんとなくこういうことを言ってるんだろうなという感じで記憶に残っていて、誰の言葉かも意識することなく覚えていた。
天才でない人間が世に存在価値を認められようとするならば、傍目には狂人と思われる程の努力が要求されるものだ。」
中学校の音楽室にかけられていた言葉。正確には覚えてないのでうろ覚え。
誰の言葉か知る方法はないと思っていた
私は読書が好きなタイプでは無く文学なんかには程遠い。理系の書籍を読むことはしばしばあったが、人の生き方とか考え方とかになると「哲学」の部類に入ると思うので誰が行った言葉なのかなんて想像もつかない。文学に詳しい人とかに聞いてもその人が意識してなければ記憶に残らないだろうから文学的な人だから知っているとも限らない。
たまたま、今日、スマートフォンを触っていたらGoogleから通知が来て、Geminiが使用できるようになったという事を知らされた。知らされたという以前にGoogleがAI検索サービスをGeminiという名前で公開したことは結構前から知っていた。
でも自分でAI検索を使う必要がなさそうなので気に留めていなかった。しかしこのお知らせを目にしてピンときた。Geminiで検索してみたら曖昧な記憶に残る言葉の断片からでも検索で突き止められるかも?
Google Geminiに教えてと相談したら答えが返ってきた
Google Geminiに、「誰の言葉か教えて」として覚えている言葉を付け加えた。すると3つの回答が返ってきた。
一つ目は、漫画『鋼の錬金術師』に登場する人物、マース・ヒューズ大佐のセリフだという。時代が違うのでこれではない。もう40年ほど前の中学生時代に記憶にとどめた言葉なので時代的に違う。きっと元になる言葉を漫画の作者が参考にしたのだろう。
二つ目は、日本の小説家であり思想家でもある小林秀雄の言葉だという。1902年に東京で生まれ、1983年に亡くなったという事実から時代も合う。この人が残した言葉の可能性が高い。
三つ目は、日本の漫画家・浦沢直樹の漫画『20世紀少年』の第1巻第1話「よみがえる記憶」に登場する、主人公・ケンヂの言葉だという。これも時代が違うので違う。こちらの漫画でも元になる言葉を参考にしたんだと推測する。
というわけで、2つ目の回答である、小林秀雄という人の作品に書かれた言葉だという可能性が見えてきた。小林秀雄氏のエッセイ「様々なる意匠」(1948年)の中に記載されているということなので、何かしらの方法で読んでみたいと思った。県立図書館の蔵書検索で探してみたらすぐに見つかったので早速予約した。
人間の言葉でAIに探してもらうことができる時代
おそらく、ChatGPT、Google Geminiの様なAIが出てくる前でも、うまく検索すれば小林秀雄氏の作品に綴られた言葉だという事は見つかったかも知れない。誰かがこの言葉に共感してブログや記事に取り上げてくれていれば、検索エンジンにひっかかっただろう。
AI検索のすごいところは、「誰の言葉か教えて」という人間の言葉(自然言語・日本語)で質問ができるところであり、また回答として誰のどの作品に綴られているという情報まで少ない文字数で的確に返ってくるところだ(ハルシネーション:間違いも多いので鵜呑みにはできないが)。もはやキーワードをスペースで区切ってアンド検索させるレベルの検索のスキルは古くなっていて、AI検索を活用するスキルの方が重要になって来ているのではないかと感じる。完全に私は乗り遅れていることを自覚した。
この流れについていけないと、一応IT業種として働いている以上、時代遅れになってしまう可能性が高いと認識することが出来た。これは意識を変えられる良い機会だったと思う。今後はAI検索によって的確な検索結果が得られるようにAIプロンプトを操作する言葉選びが重要になってくるのは間違いないだろう。もちろん今までの検索方法と上手く併用し使い分けながら情報を探し出すスキルを身につけることが最善だと思われる。


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