昨晩、クライアントからのご相談があり、訪問してミーティングをして来たのですが、その話の主要な内容として、某ショッピングモールへの出店したまま、自社サイトを運用開始して徐々に自社サイトへシフトさせたいという話がありました。
現在ロリポップサーバーでチカッパプランをお使いなので、運営費用的な事、取り扱っている商品の販売のしかた、サイト管理のしやすさ(商品登録、注文内容、メルマガなど)を考慮して、EC-CUBEが一番使いやすいのではないかというお話をして来たばかりでした。
ただし共用サーバーで、しかも格安サーバーに類するロリポップサーバーでのEC-CUBEの稼働パフォーマンスは検証した事が無いので、実際にインストールして使ってみないと分からない状態でもありました。ロリポップサーバー以上で使用できるMySQLでの利用が条件となりますが、ロリポップの上位プランであるチカッパプランであればEC-CUBEの要件はパスしています。昨晩の話では検証してみましょうという話で落ち着きました。
そこへ今日、ロリポップからお知らせが入り、EC-CUBEのオフィシャルホスティングパートナーに認定されたという情報が入ってきました。EC-CUBEで検証してみましょうという話をしたばかりだったので、このタイミングでオフィシャル認定されたという情報は、信頼性面でユーザーとしてはかなり安心する要素となるのではないかと思います。何しろまだEC-CUBEがどの様なものか使っていただいていないのですから。
EC-CUBEオフィシャルホスティングパートナーになりました! / 新着情報 / お知らせ – レンタルサーバーならロリポップ!
ロリポップには、「簡単インストール」という仕組みが実装されているので、WordPressを始めとした主要なCMSのインストールが簡単に出来ます。EC-CUBEもこの簡単インストールでセットアップ出来ます。
もちろんマニュアル作業でEC-CUBEをFTP転送してインストールすることも可能ですが、UNIX/Linux系サーバーへのEC-CUBEの設置はパーミッション設定にコツが必要な事は有名ですから、簡単インストールで手軽にインストール出来るのはユーザー視点ではメリットが大きいと思います。
本格的にネットショップを運営するには、顧客情報の保護等で、通信を暗号化するSSLサービスを使用したいので、追加で独自SSLの利用料(月額2,000円位)が必要になりますが、ダウンロード販売等で個人情報を重視しない用途であればSSLナシでも大丈夫なのではないかと思われます。もちろん利益を見込めるなら安全対策で独自SSLを採用して、通信の暗号化を徹底しておくべきですが。
ともかくこれで、もしかするとネットショップを出してみようという人が増えるのではないかと思います。何しろ独自SSLナシであれば月額500円程度で運営出来ますからね。もちろんクレジットカード決済を必要とする場合は決済サービスの利用料が必要です。
逆な見方をすると、ロリポップにとっては、独自SSLの申し込みが増えるチャンスを得た訳で、EC-CUBEのオフィシャルホスティングパートナー認定には、結構努力したんじゃないかなと想像してみたりします。ちょっと面白くなってきたと思います。
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