.NET Micro Frameworkハッカソン事前勉強会に行って来ました

組み込み系の開発をMicrosoft Visual Studioで行う方法に、Microsoft .NET Micro Frameworkという方法があります。以前参加させてもらったC#系のプログラミング勉強会でその存在を教えてもらい、Arduino等のハードウェア系+プログラミングに興味を持っている私としては結構興味惹かれるものがあったわけです。私はハードウェア寄りの業務に携わってきた期間が長かったので、プログラミングは高度な事ができなくても、案外今時の組み込み系ならいけるかもしれないっていう気がしています。

というのも、昔の組み込み系はC言語バリバリじゃないと出来ないみたいなイメージがあったのですが、もはや開発用のIDEもかなり親切な環境が整っていますし、使いやすいVisual Studioが使えるとなると「できるかも?」って思って当然ですね。ハードウェアの方はモジュール化されているものがほとんどなので(独自に作るとなると結構ハードルは上がりそう)、そっちの方はスペックシートを読む位は英語でも全然問題ないと思っています。デジタルがまだ特殊な時代から電子回路をやってきた事が活かせるかもしれないと思うとちょっと嬉しいです。

今回、勉強会に使わせていただいた勉強会の開催場所はJR大阪駅のすぐ近くにある、ブリーゼタワーにあるフェンリルという会社です。こんな社名は稀なので、Sleipnir(スレイプニル)なんかを作ってるメーカーさんと分かりますね(私もAndroidデバイスで使わせていただいてます)。しかし当日は蒸し暑さが異常でした・・(大汗

.NET Micro Frameworkハッカソン事前勉強会B-Side – VSハッカソン倶楽部 | Doorkeeper

ブリーゼタワーは商用ビルだと思っていたのですが、西側がオフィス区画になっているらしく、セキュリティを通ってエレベータでオフィスの会議室らしき部屋に入らせて頂きました。大型のテレビにHDMIだと思われるインターフェースでPCを接続して画面をみんなで見ながらのこぢんまりとした勉強会。

そのコンパクトな感じがアットホームさというか、和気あいあいした感じで楽しかったです。Windows PC+Visual Studioに.NET Micro Frameworkという開発環境は脇役で、今回は「FEZ Cerberus Mainboard」が主役です。

Cerberus

見た目なんてこともないボードですが、この「Cerberus」に各種センサーやモーター駆動用モジュールを接続して、色々なことを実現出来ます。デモでは温度、湿度、気圧等のセンサーを使ったもの、LCDモジュールを使ったものを見せていただきました。その他もモーター系や加速度センサーなんかも。

「Cerberus」は一見してみただけでArduinoよりもシンプルで、かなり趣が違うことがわかります。モジュール接続用のコネクターが8個というシンプルさから、I/Oに徹したボードに思えますが、中央にあるチップが接続したモジュールを制御するという事からしても、すごくシンプルな構成で高度なことができる時代になったんだと思わせられます。

もちろん動作は外部の開発環境から行い、「Cerberus」に転送して動作させます。要するに肝となるのは「Cerberus」と周辺機器(センサー等)を制御するプログラムになるわけです。

このプログラミングを、.NET C#から行えるというのが私には画期的というか、かなり組み込み系プログラミングの敷居を下げてくれていると思います。デモでも見せていただいたのですが、有線LANモジュールを介してネットワーク接続させれば、ネットワーク経由で遠隔制御や計測情報の受信なんかもできるとわかってすごく可能性を感じました。

興味を持った方は、とりあえずこの辺りを見てみること推奨です。

Wi-Fiモジュールが技適を通ってない(電波法で認可されていない)ので、あえて有線LANをWIi-Fiに変換するという方法で見せていただきましたが、この方法はなるほどねと言う感じで、Wi-Fi環境さえあれば、PLCなんかもいらなくなるということを再認識した次第で、Raspberry Piやネットワークカメラなんかもコンセントさえあれば設置できるなと面白い発想が色々湧いて来ました。

というのも、私は短期でしたが電気施工の関係の仕事で、省エネ「見える化」というソリューションに携わったことがあります。見える化の第一歩は電力消費の状態をモニタリングすることです。そのためには分電盤の各回路にCT(Current Transformer)という変流器を取り付け、電流の流れる値を計測しつづけ、時間単位の電流から消費電力などを計測します。この値を計測することは、省エネ、省電力の基本となるデータになるので非常に面白いデータなのですが、既成品で電力を計測するための機器は安くありません。

また、収集したデータを一箇所で集約させるためにはネットワークも必要ですし、環境によっては新たにネットワークケーブルを敷設することが困難な場合もあります。もちろんWi-Fiに変換するという方法もあるでしょうし、携帯電話各社のデータ通信カード(SIM)に対応したモジュールがあれば、ネットワークの課題もほぼクリア出来ると思います。そうして集めたデータを集計したり分析したりして、省エネに役立てるという方法にも使えないかな?と漠然と思っていました。電波法や計測精度(データの信頼性)、耐久性などの課題もあるので、すぐには出来ないとしても近い将来それは可能だなと感じました。

とりあえず、「Cerberus」と、めぼしいセンサー類を手に入れて組み込み系のプログラミング学習を始めてみたいと強く思いました。輸入代理店?であるデバイスドライバーズの日高さんもロボットをデモして下さいましたし、マイクロソフトエバンジェリストの太田さんもYouTube動画の通りの方で「工作って楽しいね」って感じでした。こういうのは子供には理解できない玩具なのかも知れません。

残念ながら翌日、奈良で行われるハッカソンには参加出来ませんでしたが、次回の機会があればその時には何かしら持参できるように取り組めればなぁというのが正直な気持ちです。ただ、遊び半分程度でも、仕事半分以上にしないと費用面では辛いところはあります。センサー類もあれこれ欲しくなって気づいたらウン十万円ってってことにもなりかねませんし。趣味で取り組むには、かなりヤバイジャンルではありますね(w

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.NET Micro Frameworkハッカソン事前勉強会に行って来ました” への2件のコメント

  1. 森理さま
    いつもお世話になっております。
    7日から帰省で留守にしており昨晩遅く帰宅したばかりです。
    すっかりチェックが遅くなってしまいました。申し訳ありません。
    もちろんリンクは貼っていただいて結構ですよー。
    プログラミングはもっと頑張って、ブログに記せる内容を深くして行きたいと思っております。
    今後共どうぞよろしくお願いいたします。

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