タイトルの通りであるが、クライアントからのご依頼で、HP社のMicroServerとリモートカード(拡張カード)のセットアップを行ってきた。Windows Serverでの使用なので事前に打ち合わせなり行って仕様が合うOSを使っての構築である。
要するにファイルを共有するサーバーなのだが、要件がそこそこ複雑なので、若干運用面で頑張っていただかなくてはならない面も多い。これを解決するソリューションがあれば、まぁそれは売れると思う。ファイルサーバー用途のOSとしては、Windows Serverは良く出来ていると思うが、それでも痒いところに手が届くとまでは言えないものだ。
ただ、今回の案件のクライアントは管理者が一名なので、その方が運用方法に慣れてくだされば良い感じで使っていただけると思う。そういう訳でS-Factoryとしては資料づくりも頑張って行わなくてはならない訳である。コツコツと頑張ろう。
さて本題のHP MicroServerであるが、実に面白いアプライアンス系ハードウェアだなと思った。SATAのHDDを4発実装出来る上に、ネットワーク管理カード(拡張カード)の実装で用途によってはかなり便利に使えることを実際に触れてきたからだ。メーカーが提示している資料を読んだだけではこれは分からない。やっぱり使ってみて初めて本当に理解出来ものだと思う。
拡張カードはオプションと割りきってもファイルサーバー用途にはオススメ。
HP ProLiant MicroServer Turion II NEO N54L DSP Home Server 2011 セット 7049410-AAKM
¥22,960 – ¥4,980 = ¥17,980
クーポンで¥4,980円引きだから、10クライアント以下のファイルサーバーならこの組み合わせはかなりリーズナブルでオススメだ。 HDDは残り3発載せられるし、それ以上必要ならUSB外付けでバックアップしても良いだろう。なにしろコンパクトでOS付いてこの価格は凄いと思う。
実は、Windows Home Server 2011は隠れた名サーバーOSだと言われており、一時期は自作系の物好きには、Windows7の代わりに使えるという触れ込みでブームがあった。しかしサーバーOSとしての評判は高まらなかった。それもそのはず、Homeサーバーと銘打つだけあって、自宅で家族で楽しめる機能が沢山なのに、これを扱える人はそれなりの知識が必要だという中途半端さ故、マイクロソフト社も本来のターゲット層にプロモーションができなかった訳だ。
改めて10クライアント位下で収まるSOHO環境で、Windowsプラットフォームならコレは今からでも買いだろ!って思えるものだと私は評価している。なにしろHomeサーバーはWindows Server 2012からは削除されている。25クライアントまで接続出来る5万円以上するEssentialsしか無いのだ。
このOSのベースはWindows Server 2008だと言われているので、まだ当分はマイクロソフトのサポートの元で使えるハズだ。そう考えると実質5,000円ちょいのサーバーOSはかなり魅力的に思えてきた。自宅でテレビ録画をタブレットで視聴したりという用途にもイケるのが面白い。HomeからSOHOまでに最適な組み合わせではなかろうか。(但し現実問題としては、動画ストリーミング用途ならばマシンパワーがもっと欲しくなる)
コメント