現在の私のデスクトップPCのキーボードは、IBMの「SK-8840」という廉価版です。このキーボードはインターフェースはPS2で、コネクター部分が二股に分かれていて、キーボードとマウスのPS2コネクタでPCに接続する構造になっています。
つまり、このキーボードを使う為にはPS2ポートが必要なので、昨今のUSBキーボードやマウスが主流の一般的なPCではそのままでは使用出来ません。そこでちょっとこだわったマザーボードを選んだりする訳です。
それ以外には、USBインターフェースをPS2に変換するデバイスを噛ませば使えます。そこまでして使うほどのキーボードでは無いですけどね。主にラックマウントサーバーの保守コンソールに使われる目的で販売されたモデルですね。故にケーブルがやたら長かったりします(w
私がこのキーボードを使っているのは、ズバリキーボードGとHの間に有る赤いポッチ(トラックポイント)でポインティングデバイスを操作出来るからです。つまりマウスが要りません。元々このトラックポイントというポインティングデバイスを使うようになったのは、IBMのB5ノートパソコン(ThinkPad)を使うようになってからで、特にタイピングの量が多い仕事をしていたので、手をマウスに移動する必要がなく人差し指で操作して親指でクリックという操作が非常にしっくりきた訳です。
今はマウスが便利な事も有るので併用していますが、キー入力主体の時は言うまでもなくトラックポイントを使います。ポインティングデバイス操作がメインの時はマウスを持って操作に集中しますけどね。
私のキーボードの使用遍歴は結構多く、一時期はキータッチと追従性(高速タイピングに着いてこれる確実さと剛性)を備えているキーボードをひたすら探しては使っていました。ひたすらメカニカルキーボードに拘り、カチャカチャとうるさい音を奏でていた時期もありました。
高速タイピングの場合、チャチなキーボードだと、タイプしたハズなのに抜けてる文字があるとか、逆に二重にタイプしてる場合とか(チャタリング)も起きます。そういうのがイヤで職場と自宅とで同じモデルを使うなど徹底していた時期もありましたね。
今はそんなに高速にタイピングする必要は無いので、タイピング速度も遅くなってしまいましたし、そんなに集中するのもしんどいので気軽にする事にしています。
さてSK-8840には私が気に入らない点が3つあります。
- ブラウザキーが煩わしい
- タッチパッドが邪魔&無効にするのが面倒
- キータッチがいまいち
ブラウザキーというのは、カーソル↑↓←→キーの脇にあるキーで、Webブラウザの操作時に戻る、進むという操作を実現するキーです。このブラウザキーはThinkPadにも付いていたのですが、ThikPadではキーボードユーティリティで無効にすることが出来ました。しかしSK-8840はラックマウントサーバー用のしかも廉価版なので、Windowsで使用するユーティリティをメーカーが配布していません。
タッチパッドについては、FnキーとF5キーを押すと無効に出来ます。しかしPCを起動する度にこれをやらないと、タッチパッドに触れてポインタが移動するとイライラしてしまうのです。
1.についてはキーマップ変更ユーティリティとして有名な「窓使いの憂鬱」の後継である、「YAMY」を使って、ブラウズキーをただのカーソルキーとして振る舞うようにしています。Sk-8840のブラウザキーのキーコードがThinkPadのブラウザキーキーコードと違うので苦肉の策だったりします。具体的には、SK-8840のブラウザキーが出力するALT+←を←に、ALT+→を→に強制的に変更していますので、そのキーコンビネーションは使えなくなります。)
2.については今のところ対策する方法がありません。PCを起動したらFn+F5を押す習慣にしています。偶に忘れるのでやはり鬱陶しいですけどね。
3.については廉価版なので仕方ないですけど、もっとひどいキーボードをイヤと言うほどタイプして来たので、余裕で許容出来る範囲です。ペナペナなどうしようもないキーボード(特にノートPC)が多いですね。日本メーカー製ノートPCとか特にひどすぎる・・
1.の「YAMY」のキーマップ変更については下記の通りなので同じ悩みを持っている人は参考にして下さい。
include "109.mayu" # 109 キーボード設定 keymap Global key A-Left = Left key A-Right = Right
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